国内
2014.11.22
拓大、関東大学リーグ戦2部1位で入替戦へ。
2季ぶりのリーグ戦1部復帰を目指す拓殖大が関東学院大を圧倒(撮影:松本かおり)
関東大学リーグ戦2部で1位となったのは拓殖大学だった。11月22日にキヤノングラウンドで関東学院大学と対戦した同大学は61-24と快勝。7戦全勝でレギュラーシーズンを終え、12月13日に1部8位との入替戦に臨む。
この一戦に勝利すれば逆転優勝の可能性もあった関東学大は、立ち上がりに高い集中力を見せた。前半6分、先制トライ。気持ちの表れだった。
しかし、バランスのいいチームに仕上がった拓大は慌てず、反撃に出る。10分にトライ、ゴールで7-5と逆転すると、前半だけで3トライを追加する。前半を28-5とリードした。
主導権を握った拓大は、後半の立ち上がりにたたみかけて勝利を不動のものにした。後半1分、3分にトライを奪い42-5。その後、関東学院大も意地を見せる時間帯を作ったが、大きな流れが変わることはなかった。
大差のノーサイド。拓大・遠藤隆夫監督は、「正直、(選手たちには)ラスト3試合というのをずっと言い続けてきました。(前戦の)専修の試合と、(きょうの)関東学院、そして入替戦。それらにターゲットを絞ってやって来ていたので(結果が出た)」と話した。
「関東学院はSHがキーなので、そこと、BKで仕掛けてくるループをマークして戦いました。後半、点差が開いたところではちょっと緩んだところがあった。点差に関係なく、一人ひとりが責任を果たさないと。ただ、後半最初の2トライはよかった。そういう勝負どころでしっかりとれていましたね」
そう話した遠藤監督は入替戦突破へのカギについて「しんどいときにどんだけ走れるか」とし、今季徹底してやって来た走力アップを大一番で勝利に結びつけたいと力を込めた。
(取材:松本かおり)