アーミテージ弟がセブンズ緊急参戦　ワールドシリーズ・ロンドン大会出場へ

　15人制イングランド代表で５キャップを持つFLステフォン・アーミテージが、７人制イングランド代表に緊急招集され、今週末開催の「HSBC セブンズ・ワールドシリーズ（ロンドン大会）」に出場することが明らかになった。セブンズのスペシャリストであるグレッグ・バーデンが首を痛め戦列を離れたため、パワフルランが魅力的なカリブ海出身の25歳に白羽の矢が立った。身長175センチ、体重103キロ。同じくイングランドラグビー界で人気の、FBデロン・アーミテージの弟である。
　今シーズンはロンドン・アイリッシュ（イングランド）の中心選手としてプレミアシップなどで活躍し、チームは残留を強く望んでいたが、４月中旬にトゥーロン（フランス）への来季移籍が発表されたばかり。今回、新たな挑戦となるセブンズでは、15人制の経験を生かし、ターンオーバーやブレイクダウンの強さも期待されている。
　７人制イングランド代表は現在、ワールドシリーズ総合ランキングで２位につけており、首位を走るニュージーランドとは13ポイント差。残り２大会（ロンドン、エディンバラ）の結果次第では、逆転優勝もあり得る。