海外 2011.05.17

クルセーダーズ危機 トライ獲得上位のWTBマイトランド、FBダグ今季絶望

クルセーダーズ危機 トライ獲得上位のWTBマイトランド、FBダグ今季絶望

dagg sean adam 


      FB イズラエル・ダグ        WTB ショーン・マイトランド     CTB/WTB アダム・ホワイトロック



 クルセーダーズ(ニュージーランド)の快進撃に貢献してきたエキサイティングな若手バックストリオ、FBイズラエル・ダグ、WTBショーン・マイトランド、CTB/WTBアダム・ホワイトロックの3人は、7日のストーマーズ戦での負傷により、今シーズンのスーパーラグビー復帰は絶望となった。
 先週は様子を見ていたものの、ニュージーランドに帰国後、専門医の診断を受け、いずれも手術を決断。右太ももの腱を断裂したダグと、右胸の筋肉を断裂したホワイトロックは16日に手術を終え、左足の関節を負傷したマイトランドは、18日にメスを入れる予定。また、SHカーン・フォトゥアリイも右膝の内側靭帯を痛めて、4〜6週間の戦線離脱が決まった。
 これまでスーパーラグビー12試合を戦って8勝3敗1分、勝点44で総合順位4位につけるクルセーダーズは、プレーオフに残るのは濃厚と見られていたが、故障者続出で絶体絶命のピンチに立たされた。主将FLリッチー・マコウ、司令塔ダニエル・カーターは故障から復帰したばかりであり、リハビリ組のLOブラッド・ソーン(ふくらはぎ)、LOサム・ホワイトロック(足首)、SHアンディー・エリス(親指)、といったオールブラックスたちも本調子に戻るまで時間を要する。
 頭が痛いのはBK陣であり、トライ王争いのトップを走っていたWTBマイトランド(8トライ)と、FBダグ(7トライ)の代役を務めるのは容易ではない。ニュージーランド代表6キャップを持つダグについて、W杯スコッド入りを絶望視する声もあるが、地元紙『ホークスベイ・トゥデイ』によれば、本人は7月末の復帰を目指しており、今後はリハビリが最優先の仕事となる。


 

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