その他 2023.07.08

選手の真摯さ伝わる内容に、100人超の参加者は大満足。「第4回みんなのラグビー小学校」

[ 編集部 ]
選手の真摯さ伝わる内容に、100人超の参加者は大満足。「第4回みんなのラグビー小学校」
選手たちの技を目の辺りに。テレビなどでは味わえない迫力(撮影:夢さがしプロジェクト)

 キャリア教育を手掛けるNPO法人夢さがしプロジェクトによるラグビー体験イベント「みんなのラグビー小学校」が、6月3日、東京・江東区辰巳の森海浜公園ラグビー場で開催された。講師としてリーグワン3チームから8選手が参加。豪華な顔ぶれを迎えたセッションとなった。

◎参加選手
呉季依典、大賀宗志、河瀬涼介(東京サントリーサンゴリアス)、金寛泰、李聖彰(東芝ブレイブルーパス東京)、濱野大輔、青木拓己、中村公星(リコーブラックラムズ東京)

前日の台風の影響により開催が危ぶまれたが、当日午後は晴天に。おもに小学1~4年生を対象にした本イベントは、江東ラグビースクールの子供達と合わせ100人を超える小学生が体験会を楽しんだ。

 2グループ交代制で実技体験、選手達を囲んでのインタビュー。実技ではパスやキックなどを練習。初めての子も経験者もみんなで和気藹々と楽しんだ。インタビューでは、ラグビーを始めたきっかけや、どんな子どもだったか、ポジションはどこか、社会人でもラグビーを続けようと決意した理由などが選手達からそれぞれ語られた。

 子どもたちに向けたアドバイスには、ラグビーらしさが表れた次のようなものも。

「ラグビーは競技のセンスや才能だけでなく、努力をあきらめずに続けることが大事になってくる、試合に負けたり、失敗したことを次に生かすことも大切」――選手たちの真摯な受け答えに、子供たちが聞き入った。

 後半は選手達によるデモンストレーション。目の前で迫力あるパスやキックが披露された。ラインアウトでは子供達を実際に高々と持ち上げてもらうなど、保護者も含め大盛り上がりとなった。

 体験会終了後はサイン会もあり、ユニフォームや色紙をなどにサインしてもらって参加者は大満足。続く抽選会では協賛のラグビーボールやW杯記念キーリングなどのプレゼンがあった。

 至れり尽くせりの「みんなのラグビー小学校」は大盛況のうち幕を閉じた。

 生のラグビーに触れる機会があまりない小学生たちに、一流のプロ選手達との交流によってラグビーを身近に感じてもらった。同時に、仲間でスポーツをすることの楽しさも知る絶好の機会となった。

 主催の「夢さがしプロジェクト」で代表を務める菅原亜樹子さんによると、本イベントは2017年から3年連続で開催。コロナ禍の折開催できなかったため今回は4年ぶりとなる。これまでの実績から今回は東京都後援事業として承認された。

 2019年に制作した冊子にはリーチ マイケル選手や、当時現役だった真壁伸弥選手などのインタビューがまとめられており、今回も配布した。保護者も含めてたくさんの学びや発見があるイベントであった。

「少しでも多くのことを体験し、人に接することで自分の引き出しを増やしてほしい。今日の経験が今後の人生に役立つ機会となれば」と語る菅原さん。今後も子供の夢を応援する趣向をこらした企画を実施していきたいと意欲を語った。

サインに並ぶ列(撮影:夢さがしプロジェクト)
多くの参加者が楕円球競技の楽しさに触れた(撮影:夢さがしプロジェクト)

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