【関東大学リーグ戦下部】2部は中大が首位固め。拓殖大が上位狙う。朝鮮大は入替戦回避へ大一番
関東大学リーグ戦は2部リーグ以下も今週末から終盤へ入る。上位リーグとの入替戦を目指すチーム、下部との入替戦回避へ厳しい争いを続けているチームを追う。
◎中央大が首位確保へ。拓殖大が2位以内も現実的に。関東大学リーグ戦2部
中央大が第5節を終えた時点で4勝1分け、勝ち点27と首位に立つ。唯一の引き分けは4節(10月11日)で拓殖大と29-29。今季1部から降格した大東文化大は4勝1敗、勝ち点26で2位につける。大東大の1敗も拓大との3節で29-30と土をつけられたものだ。
拓大は昨季6位に沈み、今季は上位校の対戦で始まった。4節までに敗れたのは山梨学院大戦のみ。5節(10月25日)は朝鮮大を54-21で下し3勝目を挙げた。3勝1分け1敗、勝ち点21で4位につける。
残りは國學院大と国士舘大戦。中大、大東大、山梨学大(勝ち点23)の上位3校は今後直接対決を残している。上位がつぶし合うと拓大が2位も視野に入る。2023年シーズン以来の1部復帰まで駆け上がりたい。
下位争いは国士舘大が5敗で8位。7位は朝鮮大が1分け4敗。朝鮮大は5節の前日24日に主将CTB李智寿(り・ちす)が日本協会100周年記念試合「日本代表×フィジー代表」に23番をつけてメンバー入りした。後半27分からピッチに立ち、朝鮮大生として初めて15人制のキャップを得る快挙をなした。

しかし朝大は、李が出場して2トライを奪い17-17で引き分けた白鷗大戦以外は黒星が続く。呉衡基監督(お・ひょんぎ)は快く李を代表活動に送り出している。11月の欧州遠征も後押しする。
「2キャップ、3キャップと積み重ね2027年ワールドカップに向かって精進してほしい」
拓大戦を見届けた李自身も感謝する。朝大の次戦は國學院と11月8日。「次に負けたら入替戦が決まってしまう。仲間を信じたい。次こそは勝利とみんなも前を向いています。代表活動を引き続きがんばれと送ってくれました」。帰国はリーグ戦終了後、12月初めだ。
第6節(11月8日)は中大×白鷗大、大東大×山梨学大、國學院大×朝大に拓大×国士舘大の顔合わせ。
◎3部では2部復帰を目指す新潟食料農業大と東京農業大が全勝
3部は今季2部から降格した新潟食料農業大が5戦全勝だ。3節に東京科学大を66-26で下すと、4節も78-19と東京理科大に圧勝した。
10月25日の5節からは昨季上位との対戦が始まった。駿河台大と前半は24-14と競るも後半、突き放し43-19で首位を保つ。東京農業大は5節で防衛大との全勝対決を36-5と制した。
下位グループ4校は前半の上位校対戦で4戦全敗。5節は科学大が千葉商科大を52-14で下し初勝利。試合がなかった東京都立大は、リーグ戦開幕前に早大出身で6年目の指導を任された藤森啓介ヘッドコーチが15人制日本女子代表のアタックコーチに抜擢された。リーグ戦4部のチームを3部昇格へ導いたコーチが抜けた形だ。

後を今年3月に卒業したばかりの岡元隆太さん(都小山台高)が継いだ。開幕戦で新潟食農第に0-66、2節も東農大に0-77とゼロ封された。以降も5-43防大、14-77駿河台大と力負けが続く。

残りは科学大、千葉商大に東京理科大(3部では1試合のみ11月22日に予定)。昨季の入替戦で3部へ復帰したばかりで、藤森氏も代表活動を終えるとバックアップを予定しており、入替戦回避がテーマになる。
◎4部は東京学芸大、千葉大の2強
4部は5部から昇格したばかり実力校、東京学芸大が順調に5戦全勝を果たしている。2節で玉川大を29-5と制すると、昨季4位の横浜国立大からは11トライを奪い78-7で快勝した。
圧巻は5節、埼玉工業大との対戦。前半開始から学芸大がトライラインを越え続けた。前半だけで10トライ、62-0で折り返す。後半も5トライ35点をマークした。実に97-7。

横国戦はケガ人もいてリザーブは2人だけ。「最後にトライを奪われたのが課題。BKの選手をフォワードに回して戦いました。次からはケガ人も戻ってくる」。SO佐々木幹太主将(秋田中央)は横国戦後に話していた。
学芸大とともに全勝なのが千葉大だ。開幕戦で獨協大を32-19。2節は32-12で横国大を制すると、3節で3部から降格してきた駒澤大に21-5で勝つ。4節も玉川大を28-16。5節は東京経済大の棄権となり、入替戦が見えてきた。
次節(11月1日)には学芸大と千葉大が当たる。2校を3勝で追いかける玉川大×横国大も実施される。駒大は5節で横国大に敗れ2勝どまり。獨協と並ぶ。全敗は埼玉工大と東経大。
◎5部はブロック首位3校が出そろう
5部は合同2チームを含め15チームが3ブロックに分かれて予選をおこなっている。10月25日までに首位3校が出そろった。
Aブロックは順天堂大が東京外国語大との全勝戦を57-7で圧倒し、4戦全勝で1位通過を決めた。2位が3勝1敗の東京外大。今季、リーグ戦に加盟した上武大は最終戦で北里大を85-0で下すも、2勝2敗で3位となった。
Bブロック1位は芝浦工業大が最終戦で千葉工業大を40-12で下し4連勝、1位だ。国際武道大は不戦勝2を含め4連勝でCブロック1位。2位は国際基督教大(ICU)が2勝1敗で続いた。
各ブロックの同順位で順位決定戦を行う。



