国内 2026.09.01

対ライバル15連敗を止める! 2026年韓国・延世大のいま

[ 見明亨徳 ]
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対ライバル15連敗を止める! 2026年韓国・延世大のいま
菅平で合宿をおこなった延世大ラグビー部。ライバル高麗大戦15連敗は阻止する(撮影:砂口大輔)

 この夏も長野・菅平高原には多くのラグビーチームが集結。秋の公式戦へ向けて強化に励んだ。その中に韓国ラグビー界の雄、延世大(ヨンセ)ラグビー部の姿もあった。8月15日から2週間、秋の大一番(10月3日)、ライバル高麗大(コリョ)との定期戦を視野に、日本の大学チームの胸を借りた。

 合同練習は関東リーグ戦2部の拓殖大、中央大とおこなった。練習試合も3試合を経験。8月18日はリーグ戦1部の日本大Aに21-54で敗戦。23日の山梨学院大戦(リーグ戦2部)は33-31と接戦を勝利した。26日は対抗戦Aの日本体育大に26-21と連勝。27日に予定していた帝京大Dとの最終戦は残念ながら天候不良で中止になった。

山梨学院大との練習試合には勝利

 延世大の力量としては、リーグ戦2部上位クラスか。一方、高麗大は6月に早稲田大との定期戦で12-58で敗れている。

 延世大がこの夏にかけた思いは強い。ライバル高麗大に定期戦や国内大会で2021年以降、実に14連敗中だ。勝利は2020年、コロナ感染が始まった春季リーグに15-5で勝ったのが最後。定期戦ではコロナ禍や天候不順の中止を除き、2018年に31-15で勝利して以来、白星から遠ざかっている。2016年以降、過去10年間の対戦成績は高麗大16勝、延世大9勝、引き分け1だ。

 今回、チームのリエゾン・通訳を務めたのは砂口大輔さん。関西外語大ラグビー部で楕円球活動を始めた。右PRとして体を張る。2002年に延世大へ留学、大学院まで進んだ。在学中にラグビー部と縁があり、卒業後も通訳などで支援を続けている。

 指揮官の李明根監督(イ・ミョングン。元クボタスピアーズSH)が、砂口さんを通じてコメントを寄せた。

「定期戦ではすべてを出し切る」(李明根監督/写真右)。左は支援する通訳の砂口大輔さん

「定期戦は単純に勝敗を分ける1試合ではなく、延世大ラグビー部のプライドと伝統をお見せする舞台だと考えています。昨シーズン高麗大との試合で惜しくも敗れた経験(19-21)を選手たちとともに振り返り、足りなかった部分を補うため今まで準備してきた。今回の合宿での練習と試合を通じてチームの完成度を高め、我々が追い求める“Action & Reaction”を試合でしっかりとお見せしたい」

 10月3日、両校の学生や大学関係者、同窓生で満員となるグラウンド。ブルーの延世大がレッドの高麗大に挑む。

「何よりも選手たちが互いを信じ、どんな状況にも諦めない延世大らしいラグビーができれば」(李監督)

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