1日で野球、ラグビー、サッカーを体験。JAPAN BASEでマルチスポーツフェスタ開催
8月8日、福岡市のJAPAN BASEで、福岡ソフトバンクホークス、アビスパ福岡、JR九州ラグビー部サンダースによる「マルチスポーツフェスタ2026」が開催され、小学生の男女50人が参加した。日本協会は7月1日、両者とスポーツを通じた地域活性化に取り組むための覚書を締結しており、実質的なスタートとなった。
ホークスからはアカデミーコーチ、アビスパからもユース指導の資格を持ったコーチ、サンダーズは部員総出で協力。グラウンドを3つに分け、こまめに休憩と水分を補給しながら、それぞれのスポーツの楽しさを伝えた。
各団体に共通するのは、少子化に加えて、低年齢層の運動能力低下への危機感だ。「10年前と状況は変わっている。野球をする子供は減っています」とはホークス事業統括本部の駒井康祐氏。ホークスでは年間を通じて幼稚園訪問を60件、小学校訪問を90件実施しているが「コロナ禍もあり外で遊ぶ機会自体が減って、体力自体が低下している。いろんなスポーツをやってみて、“これ、続けてみようかな”と思ってくれたら」。

「もともと福岡はスポーツの横のつながりは強い」とはアビスパ育成普及部 部長の佐伯道郎氏。福岡市スポーツ協会が主催する「スタージャンプ福岡」でも様々なスポーツの普及を進めているが、今年4月にJAPAN BASEのグラウンド2面のうちの1面が人工芝になったことで、より普及の機会が増えた。
「サッカーの技術を教えるのではなく、伝えるのは楽しさ。サッカーでなくとも、子供たちが“もうちょっと、やってみたい”と思ってくれたら」。参加者の中には野球、サッカーのユニフォーム姿の子供もいたが、「それでいいんです。野球をやってるけど、サッカーも面白いぞと思ってくれれば」(佐伯氏)。
同時期にJAPAN BASEで研修していたラグビー・エンパワメント・プロジェクトの研修生も見学に訪れ、子供たちを誘導するなど手伝う場面も見られた。
今回のイベントの発起人はJAPAN BASE企画推進室長の松田雄史氏。「どの競技も課題は同じ。皆さん“ぜひやりましょう”と二つ返事でした。これからもスポーツを通して社会に貢献できれば」。次回以降は告知も広げ、定着させたいという。
すでに第2グラウンドでは毎週火曜にホークスが野球教室を開催、アピスパも平日夕方にユースチームが練習している。これからのJAPAN BASEはラグビーにとどまらず、様々なスポーツやイベントの発信地になりそうだ。




