リコーブラックラムズ東京×ビジャレアルCF「人づくり・街づくり」カンファレンスを開催。マットソンHCも学びの機会に出席
リーグワン ディビジョン1のリコーブラックラムズ東京は8月2日、スペインサッカー1部のビジャレアルCFと締結したパートナーシップの一環による「人づくり・街づくり」がテーマのカンファレンスを開催した。
ブラックラムズと育成力に定評のあるラ・リーガの名門、ビジャレアルCFは2025年10月23日に「教育・育成を通じたサステナビリティ推進に関するパートナーシップ」を締結した。これまでは両クラブのスタッフ同士の交流を中心とした取り組みが展開されていたが、今回初めてオープンなイベントが開催され、二子玉川の会場に約200人が来場した。
ビジャレアルでフットボール・マネージメント部のスタッフとして育成強化を担う佐伯夕利子氏が人づくりと街づくりをテーマに基調講演し、保坂展人 世田谷区長、元日本代表主将の廣瀬俊朗氏ら10名が参加するパネルディスカッションで意見交換がおこなわれた。
佐伯氏は2014年にビジャレアルの育成の現場で「包括的な選手教育」に向けた指導改革が起きた後のエピソードを披露。「指導」を再定義する中で指導者自身が振る舞いや言動をチェックし、指導者が選手の人生の成長プロセスにおける「人的環境」であることを認識するに至った経緯を語った。
パネリストとして参加したブラックラムズのタンバイ・マットソンHCは「自分たちよりも10年先を行っている組織について聞けて興味深かった。ピューニティブ(懲罰的)からヒューマナイズ(人間的)というフレーズも大事なポイントだと思いました」と学びのポイントを述べた。
パートナーシップの発起人である白崎雄吾クラブ・ビジョナリー・オフィサーは今回モデレーターとして進行を担った。今回、カンファレンスを通じて多くの人々に取り組みを知ってもらうことで、プロジェクトやクラブを発展させたいというねらいがあったと明かす。
「(パートナーシップを)知らなかったという人もいたし、今回を機に応援したいと言ってくれる人や『こういう課題を持ってます』と伝えてくれた人もいました」とカンファレンス開催の収穫を語り、「スポーツクラブとして、勝敗だけじゃない価値を再定義したい」と、地域におけるブラックラムズの価値向上への展望を表現した。



