高校で控えも日本代表抜擢。近大4年の渡邊晴斗は「自分らしいプレーで」
ラグビー日本代表になった。近大4年の渡邊晴斗は率直に述べる。
「本当に嬉しかったです。まず驚いたと同時に、頑張ろうという思いにはなりました」
身長171センチ、体重76キロでポジションはSH。正代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチが関わる、23歳以下日本代表やJAPAN XVの活動を通して迅速さをアピールした。同じ位置の常連組に合流遅れや故障離脱が重なったなか、ジョーンズ曰く「ベストなハーフバック」のひとりとして抜擢された。
13日に始まった宮崎合宿が熱を帯びてきた22日、所感を述べる。
「最初はテレビで見ていたような選手といることに受け身なところもあったんですけど、いまは日本代表の一員として動けているかなと」
4歳で東大阪ラグビースクールに通い始めた。中学時代に在籍した東大阪KINDAIクラブジュニアラグビーでは司令塔のSOを務めたが、中学3年で参加した「大阪府スクール代表」で指導者に進められたのをきっかけに転向した。
本格的にコンバートをしたのは兵庫・報徳学園高でのこと。ここでは京産大に進む村田大和と定位置を争い、ベンチスタートがかさんだ。
その後は進学した近大で主戦級となり、現在に至る。改めて後述する。
「いまこうやって代表に呼んでもらえたり、大学で試合に出させてもらったりしているので(当時の苦労が)よかったと思うんですけど、その当時は目の前のライバルと争うことに必死で、がむしゃらにやったなと」
雌伏の時を、「自分のベースを作ってくれた機会」と捉える。
「高校からSHを(本格的に)始め、何もわからない状態で色んな人に教えてもらい、同期にサポートしてもらいました。ひとつのことを積み重ね、結果が出るまでやり続けるというハングリー精神が培われたのかなと」
村田が’24年にジャパンの練習生となり、村田と同じ京産大SHの高木城治は昨年の23歳以下日本代表になるなどしたが、周りのことは気にならなかったと渡邊は言う。
己にフォーカスしてきた。
それは代表選出後も然りだ。
リーグワン勢との定位置争いへ意気込みを問われ、「強みはさばきのテンポとスピード。ラックで『超速ラグビー』(チームコンセプト)を体現できるように、自分らしいプレーで勝負できたらなと」と力強く話す。




