国内
2025.12.13
遠征中は毎晩家族に連絡。エピネリ・ウルイヴァイティ、日本代表ツアーを語る。
疲れていないのか。
ラグビー日本代表のエピネリ・ウルイヴァイティは、追加招集から1か月ほど参加のキャンペーンを終えた翌日にはフィールドに出ていた。所属する三菱重工相模原ダイナボアーズの通常練習に入っていた。
「チームの助けになればと加わりました。私もルール(戦術や動き方など)を覚えないといけなかったので」
感想は日本語で「むっちゃ、疲れた」とのことだ。
身長198センチ、体重125キロの29歳。フィジー出身のLOはこの秋3度のテストマッチに出た。イエローカードを出されるシーンは反省も、「昨年の欧州ツアーとは違った感覚が得られました」。大敗続きの昨秋よりも充実感が得られた。
渦中は上位国とのバトルの合間に、高強度のセッションを敢行した。
「大変でした。ただ、これを乗り切ればメンタル的にもタフになるとわかっていました」
ここで助けになったのは、妻子の存在だ。欧州の夜が日本の午前中だったから、いつも練習を終えると連絡を取った。
「家族のためにプレーしていることが、精神的な支えになりました。また、ダイナボアーズのメンバーに、自分が代表に行っていることを誇りに思って欲しいとも考えました」
相模原に戻ってきて早々にダイナボアーズのトレーニングへ出てからは、12月上旬まで約9日間の母国への帰省を経てクラブへ再合流。13日の国内リーグワン1部初戦でメンバーに入った。千葉・ゼットエーオリプリスタジアムで浦安D-Rocksとぶつかる。
「身体を張ることでチームの成功に貢献したいです」




