【関東大学リーグ戦】東海大が2シーズンぶりに覇権奪回! 流経大は大学選手権出場を逃す。
■関東大学リーグ戦1部
11月30日@秩父宮ラグビー場(東京)
【東海大 46-31 流経大】
11月30日、関東大学リーグ戦1部の最終節が秩父宮ラグビー場でおこなわれ、東海大が流経大を46-31でくだし、2シーズンぶりに頂点に立った。優勝回数も14となり、同リーグ史上最多に(※次点は法大の13回)。敗れた流経大は4位に終わり、大学選手権の出場を逃した。
昨季も最終節で顔を合わせ、大学選手権の出場権をかけて激闘を繰り広げた両チーム。前年は24-21とPG一本の差で東海大が熱戦を制したが、この日も序盤から激しく体を当て合った。
先にエンジンをかけたのは流経大。前日に大学選手権出場の最後の一枠を争う関東学大が勝ち点を26に伸ばし、同24の流経大は目下のライバルを1点でも上回るべく、一人ひとりが前に出る意志を見せる。FL豊田晃清やNO8ティシレリ・ロケティを中心に、ボールキャリアが次々とゲインラインを切っていった。
先制点は、その流れのなかで生まれる。
前半5分、相手のオフサイドで得たPGのチャンスをSO紺井大士が沈めて3点を先行。21分にはゴール前でFW戦を仕掛け、最後はキャプテンのLO福田拓人がポール下で押さえた(10-0)。
この試合に勝てば優勝が決まる東海大の反撃は24分。中盤でのラインアウトから右のオープンスペースへ展開。SO北村光基の好パスをきっかけに鬼頭慶、ウェスリー・トンガの両WTBでタッチライン際を崩し、折り返しのボールを大外で待っていたLO中村太志朗が左中間に持ち込んだ(7-10)。
鮮やかなトライの3分後には、相手のつなぎのミスを突く。LOトゥポウ・ランギが好タックルで落球を誘い、北村が蹴り出して前進。そのままポール脇に押さえて、14-10と逆転に成功する。
34分に再度スコアを先行されるも、主導権は渡さない。
38分のCTBコンラッド・セブンスターの個人技、ロスタイムにはFWにこだわって2つのトライを奪う。守勢に回る時間の長かった東海大だが、ディフェンスでよく粘り、得点機は逃さない。要所のスクラムで反則を奪えたことも奏功し、26-17で前半を折り返した。
後半も機先を制したのは東海大。7分、オフロードパスをつなぎ、FL細川聖がこの日2本目のトライを奪って33-17とリードを広げる。
このまま青のジャージーが優勝へ向かうと思われたが、流経大は大学選手権出場のために、再びギアを入れ直す。起点となったのはモール。17分、26分といずれもHO土井雄斗がトライラインを陥れ、31-33の2点差まで追い上げた。

流経大が選手権の切符を得るために必要な勝ち点は3。逆転の機運が一気に高まったが、勝負どころの終盤で底力を発揮したのは、今季ここまで6戦全勝の東海大だった。
29分、敵陣深くでカウンターラックを成功させて、SH吉田永遠がトライゾーンへ侵入。その5分後には、セブンスターが約50メートルのPGを決めて41-31。さらに38分、南アフリカ代表を模倣したインプレー中のリフトアップからモールを形成し、大きく前進する。最後はPR小濱由路が左コーナー付近に飛び込んで勝負を決めた。
総勝ち点を40まで伸ばした東海大は、直後におこなわれる2位・東洋大の結果を待たずして優勝が決定。木村季由GM兼監督は、「流経大戦は毎年厳しいゲームになるが、よく勝ち切れた。流経大に成長させてもらった」と、長年のライバルへ労いの言葉を送った。
敗戦により総勝ち点25にとどまった流経大は、同26で3位の関東学大を上回れず。昨季に続いて大学選手権出場を逃した。池英基監督は、「キャプテンをはじめ選手一丸となってダイナミックラグビーを見せてくれた。これで流経大のラグビーは終わらない」と、来季の巻き返しを誓った。

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