南アフリカ代表スプリングボクス、前半11分に退場者出すも強力布陣のカバーでイタリアに快勝。
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■キルター・ネーションズシリーズ
11月15日@アリアンツ・スタジアム(トリノ)
【南アフリカ 32-14 イタリア】
世界ランキング10位のイタリア代表がトリノのアリアンツ・スタジアムに同1位南アフリカ代表“スプリングボクス”を迎えた「キルター・ネーションズシリーズ」の一戦。
試合が動いたのは前半11分、TMOで南アフリカのLOフランコ・モスタートがノーバインドタックルで一発退場という厳しい判定を受ける。「20分レッド」適用外で残り時間14人(以下)で戦うことになった南アフリカはメンバー編成の変更を強いられる。
数的有利を生かしたいイタリアだが、PG2本が外れて得点機会を逃してしまう。スコアが動いたのは34分、SOハンドレ・ポラードのPG成功で南アフリカが3点を先制した。イタリアのSOパオロ・ガルビージは3度目の挑戦でPGを通し、37分に同点に追い付く。
前半終了間際に深い位置まで攻め込んだ南アフリカはFW戦で中央を押し込み、NO8マルコ・ファンスターデンがトライ(G)を奪い、10-3とリードしてハーフタイムを迎えた。
テリトリーで優位のイタリアは後半3分のPG成功でビハインドを3点縮める。さらに22mラインを超えて攻め込んだ12分、南アフリカのNO8ファンスターデンがラックで悪質な球出しの妨害をしたことでイエローカードを受け、フィールドのプレーヤーが13人となった。イタリアはこのペナルティのショットを決めて1点差に迫る。
2人少ない南アフリカだが、15分のPG成功でリードを広げる。直後の16分、今度はイタリアのNO8ロレンツォ・カンノーネがヘッドコンタクトでイエローカードを受け、カードが飛び交う展開となった。
13人対14人で迎えた20分、トライライン前のペナルティでスクラムを選択した南アフリカはSHモルネ・ファンデンバーグがサイドを突破してトライ(G)。イタリアは25分にラインアウト起点の展開でインサイドから走り込んだFBアンジェ・カプオッツォがトライゾーンに飛び込み追いかける。(14-20)
6点差で迎えたラスト10分、南アフリカが底力を見せる。後半32分に左サイドをブレイクしたCTBキャナン・ムーディーのパスを内側で受けたSHグラント・ウィリアムズがトライ(G)。39分には22mライン内からSOマニー・リボックが右端のCTBイーサン・フッカーにキックパスを通してトライに持ち込み試合を締めた。
数的不利をものともしないスプリングボクスが、終わってみれば18点の大差をつける32-14のスコアでイタリアを下した。




