
【関西大学リーグ】京産大、関西学院大が全勝キープ。立命館大、摂南大は3連敗。

■関西大学Aリーグ
・10月12日@宝が池球技場(京都)
【京都産業大 47−24 立命館大】
第2試合は、関西春季トーナメント決勝と同カードとなった。
京産大が立命館大を47-24で破り、無傷の3連勝を飾った。一方、春王者の立命は苦しい開幕3連敗となった。
決定力の差が勝敗を分けた。
最初に好機を産んだのは立命。ファーストスクラムで相手の反則を引き出し、敵陣22メートルライン内に入るも、ラインアウトでマイボールをキープできなかった。直後のPGも外れた。
立命が攻めきれない間に、京産は一発で取り切った。12分、ブレイクダウンでのターンオーバーからすぐに攻撃に転じ、NO8シオネ・ポルテレが左タッチライン際を爆走した。
立命はFL榎本匡志の好タックルでペナルティを奪うなど、再びチャンスを作ったが、ノットグラウンディングに終わる。
激しく攻守が入れ替わった中盤、再び京産が取り切った。
32分、カウンターアタックで相手の反則を得ると、最後はFB宮里快一がトライゾーンに入った。
立命の反撃は前半終了間際。ラインアウトモールを押し込み、ようやくスコアできた。
直後のピンチにはLO名取稜太郎がラインアウトスティールを決め、7-14と後半に繋いだ。
しかし京産は後半開始早々に、したたかに追加点を奪い、精神的に優位に立った。
WTB小林修市のタックルでボールがタッチラインを割ると、意表を突いてクイックで投入、受けたCTB奈須貴大が自陣から走り切った。
6分、15分と相手の準備したループプレーなどで2トライを許すも、優勢だった十八番のスクラムで幾度もペナルティを奪った。
13分、31分とスクラムで得たPK→ゴール前ラインアウトモールで突き放した。33-19とリードを広げた。
最終スコアを47-24とし、ボーナスポイントも獲得。勝ち点15で首位の天理大と並んだ。
京産大の廣瀬佳司監督は「取って取られての苦しい試合でした。ミスが多くて安定感がなかったです。たくさん課題が出たのでしっかり修正したい」と振り返った。
敗れた立命館大の小寺亮太HCは「最後は点差が開いてしまいましたが、勇気を持ってアグレッシブアタッキングラグビーを体現してくれました。今持ってる最大の力を出してくれました」と選手の奮闘を称えた。
