【日本代表】PNC準決勝でトンガに快勝、決勝進出。POTMはランで輝いたPR竹内柊平。

■アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025 準決勝
・9月14日@ディックス・スポーティング・グッズ・パーク(コロラド)
【日本 62-24 トンガ】
環太平洋6か国によるコンペティション「パシフィックネーションズカップ(PNC)」、プールBで順調に2勝を挙げて首位通過した日本代表はファイナルラウンド準決勝に進出。プールAで2位のトンガ代表と標高1600mのアメリカ合衆国・コロラド州デンバー近郊のコマースシティで対戦した。
立ち上がりからパワーとスピードで仕掛けるトンガ。キックを駆使しながら前進し、一度はトライキャンセルがありながら前半6分にラインアウトモールから先制トライを奪う。
すぐにジャパンも反撃する。フリーキックからクイックでPR竹内柊平が仕掛けると、フォローに走ったHO江良颯が10分にトライラインを越える。さらに18分には敵陣の深い位置のスクラムから、NO8ファカタヴァ アマトが右のショートサイドを突いてトライ。SO李承信が角度のない位置からコンバージョンを決めて14点を奪取した。
フィジカリティに強みのあるトンガは攻めんでペナルティを得ると、26分にPRベン・タメイフナがクイックタップから直接突っ込みトライ(G)。2点差に迫った。
続く展開でSO李のキックを起点に深い位置に侵入する日本、左右へボールを動かしてから左中間でボールを受けたキャプテンLOワーナー・ディアンズがステップを切って抜け出して32分にトライ(G)。リードを広げた。
しかし38分にトンガのラインアウトからLOヴェイコソ・ポロニアティにトライ(G)を許し、前半は21-19で終了。日本の2点リードでハーフタイムを迎える。
高地での試合ながら後半もパフォーマンスを維持する日本。スタート直後にCTBチャーリー・ローレンスが50:22を決めると、2分にラインアウトから裏へ抜けるキックをつかんだCTBディラン・ライリーが押さえてトライ(G)。10分にもPGで3点を加え、リードを安全圏に広げた。(31-19)
その後も、この日ランプレーで光るPR竹内のゲインを起点とし、14分にSH藤原忍がラックから持ち出してトライゾーンに飛び込んだ。
以降、トンガに1トライ1ゴールを許すも、HO佐藤健次とPR為房慶次朗の代表初トライと試合終了間際のペナルティトライを加えた日本が62-24で勝利。終わってみればトリプルスコアに近い点差をつけて決勝進出を決めた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチはビッグゲインを連発したPR竹内柊平が選出された。
PNC決勝はアメリカ合衆国・ソルトレークシティで9月20日(日本時間21日)におこなわれ、もう一つの準決勝、フィジー対カナダの勝者と対戦する。