
【関西大学リーグ】関西学院大が春王者の立命館大を撃破。同志社大が近大を破って4年ぶりの開幕戦白星。天理大、京産大は順当勝利。

■関西大学Aリーグ・9月14日@花園ラグビー場・第1G(大阪)
【京都産業大 60−0 摂南大】
花園ラグビー場第1グラウンドは第1試合から昨季関西大学リーグ2位、全国大学選手権ベスト4の京産大が登場。
昨季7位の摂南大と対戦し、60-0と快勝した。
京産大は序盤からエンジン全開。前半5分のWTB小林修市のトライを皮切りに、開始10分で3トライを挙げた。
SO吉本大悟が飛距離のあるキックでエリアを取り、摂南大の自陣でのミスを逃さずトライに繋げた。
ボールを持てばSH髙木城治がクイックに捌いた。
23分、33分にはCTB奈須貴大が縦突破でトライに絡み、31-0で前半を折り返した。
後半は自陣深くに侵入を許すこともあったが、粘り強いディフェンスで相手のミスを誘う。
無失点に抑え、5トライを加えた。
京産大の廣瀬佳司監督は「開幕のプレッシャーやタフなコンディションの中でしたが、ディフェンスもアタックも練習してきたことを出してくれた」と称え、「まだリーグは始まったばかり、課題はたくさんある」と気を引き締めた。


■関西大学Aリーグ・9月14日@花園ラグビー場・第1G(大阪)
【天理大 62−0 関西大】
第1グラウンド第2試合は、昨季王者の天理大と8位の関西大学が対戦した。
春は関西大が天理大破ったことで注目された一線だが、天理大が62-0で勝利を収めた。
天理大は前半、17-0と先行できた。
関西大に何度も自陣深くまで入られたが、その度に粘り強く体をぶつけ、相手のノックフォワードを引き出した。
6分の先制トライはFLアリスター・サウララの好タックルを起点に素早く切り返して奪った。
共同主将のSO上ノ坊駿介がブレイク、CTB山田晟大のトライに繋げた。
中盤はキックオフの処理ミスからゴール前のピンチを二度背負うも、トライラインギリギリでノックフォワードを誘うタックルを見舞う。スクラムでのターンオーバーもあった。
30分頃にはFB堂免遙生にインターセプトを許したが、またしてもWTBフコフカ・ルカスのトライセーブタックルでスコアさせなかった。
苦しんだ前半だったが、後半はゲームを掌握できた。
3分に追加点を挙げると、ハイパントやクロスキック、グラバーキックとSO上ノ坊を中心とした足技を起点にトライを重ねた。24分までに41-0とし、大勢を決めた。
天理大の小松節夫監督は、6月に起きた不祥事を詫びた後、「スクラムで頑張ってくれて良いディフェンスができて失点を0に抑えられたことが一番の成果」と試合を振り返った。
