“ブライトンの奇跡”から10年。日本代表と南アフリカ代表のテストマッチが決定!

日本代表が今秋おこなうヨーロッパ遠征「リポビタン D ツアー2025」において、南アフリカ代表と11月1日と対戦することが決まった。以前から南アフリカの一部メディアが報じていたが、日本協会が8月20日に正式に発表した。
このテストマッチは、2015年のラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会において日本代表が南アフリカ代表を34-32で破った“ブライトンの奇跡”から10年の節目を迎えることを記念し、以前から実施に向けて調整が進められていた。ただ、その時と同じブライントンのザ・アメリカン・エキスプレス・コミュニティスタジアムを確保するのが日程的に難しく、正式発表ができない状況が続いていた。
今回会場となるのは、ロンドンの北西に位置するウェンブリー・スジタアム。収容人数9万を誇り、「サッカーの聖地」と称される世界屈指の巨大スタジアムだ。2015年W杯ではプールマッチのニュージーランド対アルゼンチン戦がおこなわれ、8万9,019人の大観衆を集めている。
2015年W杯で日本代表を率いていたのは、昨季ふたたびHCに就任したエディー・ジョーンズ氏だ。そうした点でも今回のテストマッチは、多くの注目を浴びる一戦となるだろう。
発表に際し、ジョーンズHCはプレスリリースを通じて「あの10年前の南アフリカ代表との試合が、マイナーなスポーツだった日本のラグビーを、国民的なスポーツへと変えました。再び南アフリカ代表と対戦することは、すべての若い日本の選手にとって夢のような機会となることでしょう」とコメント。
また南アフリカを率いるラシー・エラスマスHCは、「ブレイブブロッサムズは、速く攻撃的なハイテンポなラグビーで知られており、過去2回のW杯の対戦でも、そのスタイルは顕著でした。私たちは、ここ数年ロンドンで開催される試合でイギリスのラグビーファンの皆さまから素晴らしいサポートをいただいており、特に世界有数のスポーツ会場で開催される今回の試合も例外なく素晴らしいものとなるでしょう」とこの一戦への思いを記している。
なおこの試合のキックオフは16時10分(日本時間11月2日午前1時10分)。日本代表と南アフリカ代表はこれまで3度対戦しており、通算成績は日本代表の1勝2敗となっている。チケットは8月22日(金)から発売される。