【B&Iライオンズ】ブリスベンでレッズに快勝。後半に突き放しオーストラリア遠征2連勝。

■B&Iライオンズツアー
・7月2日@サンコープ・スタジアム(ブリスベン)
【B&Iライオンズ 52-12 レッズ】
ホームネーションズ4か国の精鋭が4年毎に集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのオーストラリア遠征2戦目。オーストラリア代表“ワラビーズ”次期指揮官のレス・キスHCが率いるレッズとブリスベンで対戦した。
先制点はレッズに入る。前半8分、FWを中心にパワーで押し込みPRジェフリー・トゥーマガ=アレンがポールの右にグラウンディング。コンバージョンも決まり7点を先取した。
ライオンズも反撃開始。耐えるレッズの守備陣を破ったのは19分、左サイドのラインアウトから一度モールを組み、コラプシングによるペナルティを誘発しながら右に素早く展開、WTBトミー・フリーマンがフィニッシュして同点に追いついた。
26分、ホームのレッズはSHケラニ・トーマスのグラバーキックに反応したCTBジョシュ・フルックがトライゾーン右中間に飛び込み勝ち越す。
しかしライオンズは29分にFW陣で中央を押し込むトライ(G)で逆転。さらに36分に左大外への素早いパス回しからWTBドゥハン・ファンデルメルヴァが飛び込みリードを広げた。
直後のリスタート、レッズのキックオフから放たれたボールがトライゾーンまで届き、グラウンディングしたかに思われたが、ボールがデッドボールラインから出たというジャッジで得点は認められず。前半は21-12のライオンズリードで折り返した。
後半はライオンズが実力を遺憾無く発揮する。5分、テンポの良いアタックでボールをつなぎキャプテンのLOマロ・イトジェがトライ(G)。さらに16分、トライラインまで約10mの位置のスクラムから2フェーズ目で、現スコッド唯一のウエールズ代表、FLジャック・モーガンが右中間にトライ(G)。リードを大きく広げた。(35-12)
以降もゲームをコントロールしたライオンズは3トライ1ゴールを加える。守備でも粘り強さを発揮しレッズの攻撃を封じ、52-12でオーストラリア遠征2連勝を飾った。ライオンズの次戦は7月5日、シドニーでワラターズと対戦する。