【プレミアシップ】バースが29年ぶりのイングランド王者に!迫るレスターから逃げ切り有終の3冠達成。

■プレミアシップ 決勝
6月14日@アリアンツ・スタジアム(トゥイッケナム)
【バース 23-21 レスター・タイガース】
イングランド最高峰リーグ「プレミアシップ」の決勝に勝ち進んだのはレギュラーシーズン首位のバースと2位のレスター・タイガース。共にプレーオフ準決勝を勝ち上がり、聖地トゥイッケナムのファイナルでマッチアップした。
先制点を奪ったのはレスター。前半5分に右サイドの敵陣深くでモールを形成し、SHジャック・ヴァンポートヴリートがピックからトライゾーンに飛び込みファーストトライをマーク。SOハンドレ・ポラードのコンバージョンも決まり7点を先行した。
バースは9分にSOフィン・ラッセルがPGを通して点差を縮めると、26分に右サイドを攻め込みFW戦からPRトーマス・デュトイがフィニッシュ。逆転に成功した。(10-7)
バースは41分にもPGで追加点を奪い、13-7のリードで前半を折り返した。
後半9分、レスターの中盤のライン攻撃のパスを、バースのSOラッセルがインターセプト。フォローに走ったCTBマックス・オジョモがグラウンディングし追加点をマークした。(20-7)
ビハインドを縮めたいレスターは27分にCTBソロモネ・カタが左中間を押し込みトライ(G)。直後の30分にバースがPGでリードを広げるが、35分にはレスターのFLエメカ・イリオネが3人のタックルを受けながらトライ(G)、2点差に迫る。
しかしレスターの反撃もここまで。リードを守り切ったレスターが23-21で勝利し、1995-96シーズン以来、29年ぶり7度目の王座に立った。レスターは今季、国内カップ戦「プレミアシップラグビーカップ」と欧州カップ戦「EPCRチャレンジカップ」を制しており、3冠を達成する充実のシーズンとなった。