日本代表 2025.06.08

「15人制男子トレーニングスコッド」参加の石田吉平[横浜E/WTB]が菅平合宿で快走。

[ 木村大輔 ]
「15人制男子トレーニングスコッド」参加の石田吉平[横浜E/WTB]が菅平合宿で快走。
菅平でスピードとステップを見せる石田吉平(撮影:木村大輔)

 日本代表候補が集う「15人制男子トレーニングスコッド」で、石田吉平(横浜キヤノンイーグルス/WTB)が持ち前のランニングスキルを見せた。

 菅平合宿4日目の6月7日、約400人のファンが見守る中、初めて試合形式の練習がおこなわれた。途中、石田は頭部から出血するアクシデントに見舞われたが、ヘッドキャップを着用してすぐに復帰。左右のWTBに入り、ボールを受けると鋭いステップとスピードで幾度もゲインを見せた。

 セブンズ日本代表として2度オリンピックに出場した石田だが、これまで15人制代表での試合出場および候補合宿への参加経験はなかった。初めての環境に飛び込む中、「まだチームの形にフィットできていない」と語る石田は、まだ完全に自分の『持ち味』を出しきれていないと感じているようだ。

 プレーヤー同士のコミュニケーションを密にしながら「もっとボールを要求して、いい形でボールをもらえるように向上していきたいです」。システムへの理解もさらに深めていく必要があるという。

 傑出したランニングスキルを持つ石田は、セレクションの場に立つ現状について「自分は体が大きくないですし、パワーもあまり強くないので、他のWTBと違う色を出して自分の持ち味を出していかないと」と分析する。

 エディー・ジョーンズHCとの会話の中で、「(南アフリカ代表のWTBチェスリン・)コルビよりもスピードがある」との言葉を受けた。今夏のテストマッチ初出場に向け、さらなるアピールを続ける。

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