日本代表 2025.04.21

日本ラグビー協会名誉総裁・彬子女王殿下が「オールナイトニッポン」に初出演。

[ 編集部 ]
日本ラグビー協会名誉総裁・彬子女王殿下が「オールナイトニッポン」に初出演。
2024年10月26日、日本対NZ戦で激励をされた彬子女王殿下。スーツには桜とシルバーファーンのピンが輝く(撮影:イワモトアキト)

 日本ラグビーフットボール協会の名誉総裁であられる彬子女王殿下が、初めてラジオパーソナリティを務められた番組「彬子女王のオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送)が4月21日18時から放送された。

 彬子女王殿下は2019年5月10日に日本協会の名誉総裁にご就任された。2023年W杯フランス大会では日本戦2試合を現地でご観戦され、さらに国内の日本代表戦の試合前には両チームの選手を激励されるなど、ラグビーの振興・発展に多大な貢献をされている。

 父・寬仁親王殿下も50年前の1975年にオールナイトニッポンのパーソナリティを務められ、今回彬子さまが皇室として半世紀ぶりに番組を担当されることになった。

 番組では彬子さまと関係の深い歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと落語家の立川志の八さんをゲストに迎え、彬子さまご自身の日常生活や日本が誇る「文化」を中心にトークを展開された。

 ラグビーについても話題がおよび、寬仁さまが名誉総裁を務められていたご縁で「物心ついた時からお正月は大学選手権と日本選手権を観に行くのが当たり前だった」と幼少期から親しまれていたラグビーとの関わりについてのエピソードを披露された。

 6年前のW杯日本大会開催の際には「世界の戦いが日本で見られる時が来るなんて子どもの頃は思ってもみなかったので、2019年のW杯の時は涙が出そうになりました」と当時の想いを回顧されていた。

 リスナーからの「ラグビー日本代表が国際試合を行う際、試合前に選手たちにご挨拶されている殿下のお姿を拝見しております。ラグビー場の雰囲気や試合内容、選手たちの様子など、ラグビーに関するエピソードがございましたら、ぜひお聞かせください」とのメッセージをご紹介された彬子さま。

 テストマッチ前に激励のご挨拶をされるようになった経緯については、スコットランド協会のパトロンを務めるアン王女と同様の役割を担ってほしいとの、土田雅人 日本協会会長からの依頼がきっかけであったことを明かされた。

「2メートル近いラグビー選手の方たちが、腰をかがめて私に目線を合わせて握手してくださるので、ものすごくうれしくて。これまでは見ているだけだったので、選手の方たちの汗とか体温を感じることがなかったので『これだけの練習をされて今ここに来られているんだな』ということを感じます。握手すると手がペタペタしているんですけれども、それはボールが滑らないようにグリースを塗ってらっしゃるからだというのも知りました」と激励の際の感想やエピソードをお話しになった。さらに長年に渡り親しまれ、支援を続けられた日本ラグビーの進化についての感銘もお言葉にされていた。

 番組はラジオアプリ・サービス「radiko」のタイムフリー機能で、今月28日まで聴取できる。

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