各国代表 2025.02.12

ウエールズ代表のウォーレン・ガットランドHCが退任。マット・シェラット氏が暫定指揮へ。

[ 編集部 ]
ウエールズ代表のウォーレン・ガットランドHCが退任。マット・シェラット氏が暫定指揮へ。
2月8日、イタリア戦でグラウンドに立つウォーレン・ガットランド氏(Photo/Getty Images)

 ウエールズラグビー協会(WRU)は、ウエールズ代表のウォーレン・ガットランドHCが双方合意により退任することを現地時間2月11日に発表した。

ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
全15試合をWOWOWで生中継&ライブ配信!

 ウエールズは現在開催中の「シックス・ネーションズ(6N)2025」では2戦を終え2敗で、テストマッチ14連敗中という状況だった。6Nの残り3戦はURC・カーディフのHC、マット・シェラット氏が暫定的に指揮を執る。

 ニュージーランド出身で61歳のガットランド氏は、2007年から2019年まで1期目のウエールズ代表HCを務めた。6Nでは3回のグランドスラムを含む4回の優勝を果たし、3回出場したW杯では2011、2019年にベスト4に進出した。

 W杯2019年大会を最後に辞任した後、スーパーラグビー・チーフスのHCを経て、2022年末に世界ランキング9位に低迷していたウエールズで2期目のHCを引き受けた。しかしチームを軌道に乗せることはできず、世界ランキングは12位まで落ちていた。

 WRUのアビ・ティアニーCEOによると、6N終了後にシェラット暫定HCはカーディフに戻り、7月の日本とのテストマッチの前には全ての選択肢をオープンにした上で正式なHCを任命するという。

 ガットランド氏は声明の中で、「我々はハードワークしてきた。若いスコッドは成長途中で可能性を結果につなげようと懸命な努力を重ねてきたが、今こそ変化の時だ」というコメントと共に、ファンや協会に感謝を述べている。

PICK UP