U19日本代表、「アジアラグビーU19チャンピオンシップ」で優勝。チャイニーズ・タイペイ、ホンコン・チャイナに大勝。
12月18日から22日にかけて台湾・台北で開催された「アジアラグビーU19チャンピオンシップ」で、U19日本代表が初戦でチャイニーズ・タイペイ、決勝でホンコン・チャイナを下し、優勝を果たした。
18日は地元のチャイニーズ・タイペイと対戦。前半11分にラインアウトモールでドライブ、ペナルティトライを奪うと、13分にもSO小林祐貴の果敢なランで相手ラインを切り裂きインゴールへ到達、トライ(G)で得点を重ねていく。前半は7T4G1PTで50点を奪いながら無失点に抑え、50-0で終了した。
後半も日本がゲームを支配する。アウトサイドまでボールが渡り、両WTBがフィニッシュする展開でトライを量産した。28分に1トライを許したが、後半も8T5Gを重ね、100-5で日本が大勝を収めた。WTB高島來亜はチーム最多の4トライをマークした。
22日の決勝は韓国に勝利したホンコン・チャイナと対戦した。序盤から相手のペナルティを誘いながら前進し、前半4分にラインアウトモールから先制トライ(G)を決めると、11分にもフェーズを重ねてWTB大畑咲太が右サイドにトライを決めて12点のリードを奪う。失点は14分のPG1本に抑えながら、5T2Gを決めた日本が29-3のリードで前半を折り返した。
後半8分にCTB神拓実が右中間のゴールラインを割ったトライ(G)以降は両チームともハンドリングエラーが重なりスコアが停滞する時間が続く。26分に圧力をかけてFL佐藤椋介がトライ(G)を奪うと、ここから3T3Gをマークし、勝利を手に収めた。相手にはトライを許さぬままフルタイムを迎え、トータルスコア64-3でホンコン・チャイナを下したU19日本代表がアジアの頂点に輝いた。
キャプテンを務めたHO田中京也は優勝を喜びながら、「メンバーそれぞれがここでレベルアップできたと思うので、そのレベルアップしたのを止めずにこの経験を糧にさらに上のカテゴリーを目指して頑張っていきたいと思います」と今後を見据えたコメントを残している。