【関西大学リーグ 入替戦】関西大[A・8位]がラストプレーの逆転勝利で残留決める。大阪体育大[B・1位]は痛恨の結果に。
■関西大学リーグ AB入替戦/12月14日@天理親里競技場(奈良)
【関西大 19-18 大阪体育大】
今季の関西大学Aリーグで1勝を挙げるも最下位となった関西大と2年連続でBリーグで優勝した大体大が昇降格をかけて入替戦で対戦した。
前半は昇格をねらう大体大がゲームの流れをつかむ。10分に左サイドのラインアウトを起点にFW戦で攻め込みHOシオネ ・マウが飛び込んで先制トライを挙げた。SO小野田武流のコンバージョンも決まり大体大が7点を先取した。
その後も50:22で敵陣深くに侵入すると、このラインアウトからLOコロ ・ソナタネがタックルを受けながらゴールラインを割り14分にトライを重ねる。
以降、大体大はペナルティを取られることが多くなるものの、失点までは至らず。逆に32分にポール正面のPGを沈めて、15-0のリードを得て前半を終える。
後半から巻き返したい関西大は敵陣深くのラインアウトから左サイドに展開し、FB正田青海がインゴールに飛び込んでチーム初トライをマーク、5点を返した。
ここから互いにスコアが動かぬまま終盤に突入。10点のリードを保つ大体大は37分にポール正面から約20mのPGを決めて、さらに3点を追加した。
諦めない関西大は追撃を開始。キックの蹴り合いからWTB遠藤亮真が左サイドを破り、45分にチーム2本目のトライを決める。SO立石和馬のゴールも決めて6点差に迫った。
この時点で残りのプレータイムは1分30秒、関西大はリスタートから自陣でフェーズを重ねながら相手のペナルティを誘発して前進する。敵陣22mライン内左サイドでラインアウトのチャンスを得た53分、モールから途中出場のHO大林直人がラストトライを奪い1点差まで迫った。勝敗が決する難しい位置からのコンバージョンをSO立石和馬が決め、ノーサイドに。
ほとんどの時間帯で大体大にリードを奪われながらも、19-18の接戦を制した関西大がAリーグ残留を決めた。