【関東大学対抗戦】早稲田が帝京に快勝し全勝キープ。ルーキー田中健想が5トライ。
■関東大学対抗戦・11月3日@秩父宮ラグビー場(東京)
【早稲田大 48-17 帝京大】
ここまで全勝同士の対決。8月18日の菅平での練習試合では38-14で早稲田が勝利を収めていた。
序盤から敵陣内でプレーを続けていた早大が連続得点で優位に立つ。前半13分、ラインアウトからフェーズを重ねて右大外に飛び込んだWTB田中健想が初トライを奪う。続く19分にセンタースクラムから3人のBKが右にムーブするサインプレーで、田中健想が2本目のトライをマーク。CTB野中健吾のコンバージョンも決まり、早大が7点を追加した。さらに21分に田中健想の3本目のトライ(G)でリードを19点に広げる。
昨年度王者の帝京大も反撃。27分にFL青木恵斗が左のラインアウトからトライ。さらに35分、今度は右ラインアウトが起点のプレーで青木恵斗が相手ディフェンダーをなぎ倒しながら2本目のトライをマークし、10点を返した。
前半終了間際の40分にはラインアウトで乱れたボールを早大のSO服部亮太が拾い、クリーンブレイクしてトライ(G)。26-10のリードで折り返した。
後半も早大の勢いは続く。6分に右大外を抜けた田中健想が4本目のトライ(G)、さらに14分にゴール正面のPGを沈めてリードを26点に広げた。(36-10)
27分に相手ディフェンダーを3人振り切った服部亮太の2本目のトライと自らのコンバージョン、そして40分にハーフウェイライン付近でのインターセプトから独走した田中健想の5本目のトライで大量得点を加えた早大。ロスタイムに入った42分に帝京大のFL森元一気にトライ(G)を許すも、最終スコア48-17で早大が大勝した。
早大にとって関東大学対抗戦での対帝京戦勝利は2020年以来4年ぶり。今季の成績を4戦4勝、勝ち点24とした。プレイヤーオブザマッチには5トライを奪った早大1年生の田中健想が選出された。
試合後の記者会見で早大の佐藤健次主将は、全員がコリジョンバトルで勝てたことを勝因の一つとして挙げ、さらに「B・C・Dチームが帝京戦に向けた雰囲気を作ってくれた」と振り返った。
今季初の敗戦で勝ち点を24から伸ばせず、4勝1敗の戦績となった帝京大の相馬朋和監督は、「全てにおいて早稲田さんが我々を上回っていた」と勝者のパフォーマンスを称えた。
<次戦日程>
・11月10日(日)早大 vs 筑波大@熊谷ラグビー場
・11月17日(日)帝京大 vs 明大@秩父宮ラグビー場