国内 2024.09.06

【2024年度戦力分析・立正大学】ディフェンス磨き下剋上狙う。

[ 編集部 ]
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【2024年度戦力分析・立正大学】ディフェンス磨き下剋上狙う。
昨年度は入替戦も経験した、CTB南澤修斗(3年)(撮影:菅原淳)

[立正大学(昨季関東大学リーグ戦1部7位)]
 昨季はリーグ戦7位、入替戦で専大に28-19で勝利し、辛くも1部残留を決めた。その試合を経験したメンバーが多く残った今季は、チーム悲願の大学選手権出場を果たす勝負のシーズンとなる。

 チームづくりで軸に据えるのは、ディフェンスだ。突破力あるランナーが並ぶ上位勢に対抗するには、簡単にスコアさせないディフェンス力が必須。「相手に100%の力を出させず、ウチが100%以上の力をいかに出すか」(堀越正己監督)というラグビーを実現するために、個々のタックル力と組織的なディフェンスを磨いてきた。

 戦力面では昨季からのレギュラー陣に加え、新たに入部した外国人留学生に期待がかかる。ナミビア出身のLOオリバー・クルツ(1年)は200センチ、129キロの巨漢にしてスピードがあり、チームにフィットすればブレイク必至の大器。同じく200センチのLOテビタ・アフェアキ(1年)もこのサイズながら低いプレーができ、非凡なポテンシャルを秘める。

 日本人選手の注目はリーダーを務める中森樹生(4年)だ。元々はLOや第3列の選手だったが、トップレベルでプレーすることを目指し昨季より右PRに転向。「彼が成長すればチームも乗ってくる」と堀越監督も期待を込める。

 ターゲットはリーグ戦で3位以内に入り、大学選手権出場を遂げること。そのためには、初戦の流経大戦(9月8日)でどんな戦いをできるかが重要になる。チーム力を研ぎ澄ませ、ファーストマッチに挑む。

(文/直江光信)

※ラグビーマガジン10月号(8月23日発売)の「主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。

<夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ
8月17日 vs龍谷大○97-0
8月21日 vs朝日大○33-17
8月25日 vs摂南大○38-33
8月27日 vs関西大●38-47

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