日本代表 2024.06.20

新キャプテンはリーチ。FB矢崎がテストマッチデビュー! 日本代表、6.22イングランド戦メンバー発表。

[ 編集部 ]
新キャプテンはリーチ。FB矢崎がテストマッチデビュー! 日本代表、6.22イングランド戦メンバー発表。
大抜擢で先発に名を連ねたFB矢崎由高。イングランドに対しどんなパフォーマンスを見せるか



 先発15人の平均年齢は25.6歳、平均キャップ数は11.3。新生エディー・ジャパンの船出の顔ぶれは、予想通りフレッシュな布陣となった。
 6月22日に国立競技場でおこなわれるイングランド戦に出場する日本代表の試合登録メンバーが、キックオフ2日前の20日に発表された。

 2027年のW杯オーストラリア大会に向け、大幅に若返った今回の日本代表スコッド。イングランド戦の登録メンバーも、それを象徴するような構成となった。

 先発15人のうち、ノンキャップはPR茂原隆由、HO原田衛、FLティエナン・コストリー、FB矢崎由高の4人。中でも矢崎はトレーニングメンバーとして宮崎合宿に参加しており、大抜擢でテストマッチデビューを果たすこととなった。
 またリザーブに入ったPR為房慶次朗、FL山本凱、SH藤原忍、CTBサミソニ・トゥアも、出場すれば初キャップとなる。

 鍵を握るフロントローは、PR茂原、HO原田、PR竹内柊平という若い3人に。身長200センチ超のツインタワー、サナイラ・ワクァとワーナー・ディアンズのLO陣とともに、イングランドの強力なセットプレーにどこまで対抗できるか注目だ。

 ゲームコントロールを司るHB団は、SH齋藤直人とSO李承信のコンビ。持ち味のテンポのいい球さばきと強気のリードで、『超速ラグビー』を牽引することが期待される。
 小柄ながら抜群のクイックネスを誇る根塚洸雅、ジョネ・ナイカブラの両WTBも、イングランドにはあまりいないタイプのランナーだけに楽しみな存在となりそうだ。

 なおメンバー発表に先立ち、スコッド最多の84キャップを有するリーチ マイケルがキャプテンを務めることも発表された。

 2015年のW杯イングランド大会でも同じコンビで臨んだエディー・ジョーンズHCは、指名の理由について「ジャパンのキャプテンにふさわしい素質を備えているプレーヤーであり、今後も常に勇敢な姿勢を見せ、プライドを持ってチームを引っ張ってくれると思います」と説明。

 所属する東芝ブレイブルーパス東京に続いて久しぶりのキャプテン復帰となったリーチは、「再びこのチームのキャプテンを務める機会を与えていただき、本当に光栄です。私の勝利に対する情熱は非常に強く、常に勝ちたいと思っていますし、日本のラグビーのポテンシャルを最大限に発揮できるよう、エディーHCや選手たちと一生懸命働きます。私はこの責任を軽く考えていませんし、私自身も日々改善する必要があると認識しています。日本ラグビーの次なる旅への変わらぬご支援を心よりお待ちしております」と意気込みを述べた。

<日本代表 イングランド戦(6月22日14時50分キックオフ@国立競技場)登録メンバー>
1. 茂原隆由(静岡ブルーレヴズ/0キャップ)
2. 原田衛(東芝ブレイブルーパス東京/0キャップ)
3. 竹内 柊平(浦安 D-Rocks/3キャップ)
4. サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ/2キャップ)
5. ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京/11キャップ)
6. ◎リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京/84キャップ)
7. ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ/0キャップ)
8. ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/5キャップ)
9. 齋藤 直人(東京サンゴリアス/19キャップ)
10. 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ/11キャップ)
11. 根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/1キャップ)
12. 長田智希(埼玉ワイルドナイツ/7キャップ)
13. ディラン・ライリー(埼玉ワイルドナイツ/18キャップ)
14. ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京/8キャップ)
15. 矢崎由高(早大2年/0キャップ)
16. 坂手淳史(埼玉ワイルドナイツ/41キャップ)
17. 三浦 昌悟(トヨタヴェルブリッツ/9キャップ)
18. 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/0キャップ)
19. サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ/3キャップ)
20. 山本凱(東京サンゴリアス/0キャップ)
21. 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ/0キャップ)
22. 松田力也(埼玉ワイルドナイツ/37キャップ)
23. サミソニ ・トゥア(浦安 D-Rocks/0キャップ)

PICK UP