日本代表 2024.06.20

新生エディー・ジャパン、いよいよ始動。6.22イングランド戦で初陣迎える。【PR】

J SPORTSで6月22日のイングランド戦を含む6月、7月の ラグビー日本代表/JAPAN XVの全試合をLIVE配信!

新生エディー・ジャパン、いよいよ始動。6.22イングランド戦で初陣迎える。【PR】
リーグワンで優勝を果たし、心身とも充実した状態のリーチ マイケル。今回の日本代表ではLOでの起用も視野に入る(撮影:長岡洋幸)

 9年ぶりに復帰したエディー・ジョーンズHC率いる新生日本代表が、6月22日のイングランド戦で初陣を迎える。『超速ラグビー』のスローガンのもと、日本ラグビーの特性を活かし、組織として速く動き続けるスタイルの構築を進めるチームは、世界ランキング5位の強豪を相手にどんなラグビーで挑むのか。ここでは、6月29日、7月6日に行われるマオリ・オールブラックスとの2連戦まで含めた3試合の見どころを紹介する。

J SPORTSでイングランド戦を含む6月、7月の 日本代表/JAPAN XV全試合LIVE配信!

【大幅に若返ったスコッド。若いフロントローの奮闘に注目】

 新生エディー・ジャパンの大きな特徴のひとつは、スコッドの低年齢化だ。2023年のW杯フランス大会に出場した日本代表の全メンバーの平均年齢が28.9歳だったのに対し、今回のチームは26.4歳と大幅に若返った。ここには、3年後の2027年に開催されるW杯オーストラリア大会に向け、「ポテンシャルある若い選手を発掘し育てていく」というジョーンズHCのビジョンが表れている。

 特に目を引くのはFW第一列の顔ぶれだ。6人のPR陣でテストマッチの出場経験があるのは、三浦昌吾と竹内柊平の2人だけ。HOもキャプテン経験のある坂手淳史を除くと、ノンキャップの2人という構成になった。試合において大きなウエートを占めるスクラムの要であり、経験がものをいうポジションだけに、思いきった選考といえるだろう。

引退した堀江翔太の後継者として期待がかかるHO原田衛。リーダーシップでも高い評価を受ける(撮影:長岡洋幸)

 今後のジャパンのスクラムを牽引していく存在として注目されているのは、HO原田衛とPR為房慶次朗だ。いずれも頑健なフィジカルを誇り、セットピースはもちろんボールキャリーやディフェンス、ブレイクダウンとさまざまな局面で力を発揮する。リーグワン2023-24でも印象的な活躍を披露しており、日本代表でのプレーを心待ちにするファンは多いだろう。

 スコッド中2人だけの大学生であるHO佐藤健次(早稲田大4年)とPR森山飛翔(帝京大2年)にかかる期待も大きい。ともに高校時代から将来を嘱望されてきた大器で、ジョーンズHCも「ボールキャリーと機動力に優れ、ディフェンスへの意欲もある。セットピースが向上すれば楽しみな逸材」と評価する。6月6日からおこなわれた宮崎合宿でもリーグワンのトッププレーヤーたちにまじって遜色ないプレーを見せており、今夏の代表デビューが期待される。

 そんな可能性を秘めたフレッシュな新星たちが、世界でも有数のスクラム強国であるイングランドや、ラグビー王国の誇りと伝統を受け継ぐマオリ・オールブラックスのFWに対し、どんなパフォーマンスを見せるのか。今後の日本代表の進路にも大きく関わる注目ポイントとなる。

【HB団のレギュラー争いは熾烈。大学2年生のFB矢崎に大きな期待】

 BKにも楽しみな新顔は多い。激戦区となるのはSHで、2023年のW杯で全4試合に出場した齋藤直人を筆頭に、小山大輝、藤原忍という実力者3人が、流大の後継者の座を争う。超速ラグビーの鍵を握るポジションだけに、誰を起用するかによってチームの方向性も決まってきそうだ。

 ゲームコントロールを司るSOの争いも興味深い。今季リーグワンでは2023年W杯で10番を背負った松田力也が一貫して安定したパフォーマンスを発揮する一方、同じく2023年W杯を経験した23歳の李承信もCTBやFBを経験する中でたくましさを増し、レギュラー奪取に意欲を見せる。2012年に当時高校3年生で日本代表合宿に招集された万能BKの山沢拓也も含めて、ジョーンズHCが誰を起用するのか注目される。

スピードは現代表でもトップクラスのFB矢崎由高。ジャパンの新フィニッシャーとなれるか(撮影:長岡洋幸)

 そしてもっとも多くの視線を集めるのは、早稲田大2年のFB矢崎由高だろう。宮崎合宿は練習生としての参加ながらシニアプレーヤーたちに堂々と渡り合い、実戦形式のトレーニングでは持ち味のランやキックでたびたび見せ場を作った。ジョーンズHCも「すばらしいポテンシャルがあり、ワールドクラスの選手になる可能性がある」とその才能を認めており、今夏の代表戦が国際舞台で飛躍を遂げるジャンピングボードになるかもしれない。

 なおイングランド戦はテストマッチのためベストの布陣で臨むが、JAPAN XVとして戦うマオリ・オールブラックス戦はより多くのメンバーを起用することをジョーンズHCは明言している。若手にチャンスが与えられる可能性が高く、ファンにとってはまた違った意味で見どころのある連戦となりそうだ。

 6月6日の合宿スタートから2週間あまりで迎える初戦とあって準備期間の短さは懸念されるが、ジョーンズHCや選手はみな「そこは言い訳にならない。イングランドに勝つための準備をしっかりと進めていく」と口をそろえる。早朝6時に最初のトレーニングが始まる過酷な合宿を通じて磨き上げたチーム一体の『超速』を武器に、新生日本代表がどんなラグビーを展開するのか。まずはその第一歩となる6月22日のイングランド戦に注目だ。

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