【第18回東日本U15中学生大会】江東RCが浦安D-Rocks Jrを完封し連覇達成!
6月8・9日の2日間にわたり、栃木県総合運動公園 サッカー・ラグビー場で第18回東日本U15中学生大会がおこなわれた。この大会は、太陽生命カップ 2024の東日本地区 RSの部2nd.ステージおよび女子の部1st.ステージを兼ねており、上位3チームが太陽生命カップへの出場権を手にした。
●RSの部
【決勝】
江東ラグビークラブ 29-0 浦安D-Rocksジュニア
決勝は、昨年と同じ江東ラグビークラブ(東京)と浦安D-Rocks Jrの対戦となった。第1シードの江東RCは2回戦から登場し、桐生JRSシルクス(群馬)を50-0、準決勝でもレッドファイヤーズJr.RFC(岩手)を26-0で下し、決勝にコマを進めた。
対する浦安D-Rocks Jrは第2シードで、こちらも2回戦からの登場。初戦の水戸日立RS(茨城)に50-12と勝利し、準決勝では横浜RSとの激戦を33-14で制し決勝へ。
前半、風上の江東は相手の反則からPKで敵陣に入ると、ゴール前のラインアウトモールを押し込みHO守谷俐玖が先制のトライ。さらに20分には、スペースを使って外に展開、ゴール前まで攻め込むとFWがサイドアタックで前進、最後はLO中川志道がねじ込んで12-0とし、前半を折り返す。
浦安もSO小山蒼晟、WTB切通友を軸に素早いアタックを仕掛けるも、江東のタックルに阻まれる。江東も浦安の低いタックルになかなか追加点が挙げられなかったが、10分、敵陣ゴール前のラインアウトからHO守谷が抜け出してトライを挙げると、14分にはFB白谷怜大、そして17分にはHO守谷がこの試合3本目となるトライで、一気に試合を決めた。
江東RCは春季大会が終わったばかりで、今大会に向けては特に準備はせず、春季大会のいい流れで、そのまま勝ち切った。髙矢俊之ヘッドコーチは、「選手たちがしっかりハードワークしてくれた結果。スペースにボールを運ぶ、ブレイクダウンを制圧する、ボールを継続する。そういった我々が大事にしていることを、さらに磨きをかけて太陽生命カップに臨みます」と話した。
敗れはしたが、浦安もテンポのいい展開と、足元に入る鋭いタックルで江東を苦しめた。なお、3位決定戦は横浜RSが38-14でレッドファイヤーズを下した。
●女子の部
【決勝】
群馬県・千葉県合同 58-0 新潟県・埼玉県・栃木県合同
女子の部は7人制でおこなわれ、A、Bそれぞれ3チームずつによる総当たりの予選リーグを戦い、A1位の新潟・埼玉・栃木合同とB1位の千葉・群馬合同が決勝を戦った。
試合は群馬・千葉合同が新潟・埼玉・栃木合同を圧倒し、10トライ4ゴール58-0で勝利した。群馬・千葉合同は、河邊ひなたを攻撃の起点に次々とボールを繋ぎ、トライを重ねた。
チームを束ねた新井佑佳キャプテンは、「試合の入りから、気持ちを一つにして戦えたのがよかったと思います。太陽生命でもみんなで力を合わせていい結果を残せたらと思います」と話す。
合同チームで一緒に練習する時間はなかったが、チームワークでカバーし、予選では東京都女子に22-12、茨城・山梨・長野女子合同には50-0と勝利した。
単独県選抜同士の対戦となった3位決定戦は、17-5で神奈川県女子が東京都女子を破った。