国内 2024.05.05

最終節で逆転奪取。クリタウォーターガッシュ昭島が入替戦出場決定。スカイアクティブズ広島を破る。

[ 編集部 ]
最終節で逆転奪取。クリタウォーターガッシュ昭島が入替戦出場決定。スカイアクティブズ広島を破る。
3トライを挙げる活躍でプレーヤーオブザマッチに輝いたWG昭島WTBホセア・サウマキ(撮影:志賀由佳)

 5月4日、荻野運動競技場でディビジョン3の最終節がおこなわれ、クリタウォーターガッシュ昭島がスカイアクティブズ広島を38-33で破った。

 試合前に4位だったWG昭島は勝ち点20として同3位のSA広島と並び、直接対決2勝1敗で上回ったため逆転で3位に浮上。ディビジョン2の6位となった日本製鉄釜石シーウェイブスとの入替戦進出を決めた。

 入替戦の出場権のかかったビッグゲームは白熱した。
 先制パンチに成功したのはWG昭島だ。WTBホセア・サウマキがタックラーを振り切って左サイドを駆け抜けた。わずか50秒で先制した。

 相手ボールのスクラムで反則を誘い敵陣深くに入った8分には、CTB坂本英人がゴール前に迫り、WTBサウマキがフィニッシュ。10-0とした。

 SA広島の反撃は21分だ。カウンターアタックからSOボーディン・ワッカがステップでゲインラインを切ると、オフロードパスを受けたLO田中雄太郎が勢いよく走り込んだWTB笹岡海斗にラストパス、そのまま中央突破で7-10と迫る。

 その後は攻め込まれる時間が続いたが、31分にはFB﨑口銀二朗主将がインターセプト。14-10とSA広島が逆転して前半を終えた。

 しかし、後半の立ち上がりを制したのはまたもWG昭島だった。
 8分、自陣でのスクラムから右に展開、細かくパスを繋いで崩し切る。最後は交代出場のSH大政亮が抜け出し、再びリードを奪った。

 続く16分には相手のキックミスを見逃さず、NO8テアレキ・ベンニコラスがラインブレイク、そのままインゴールに入った(24-14)。

 WG昭島は7分後にもスコアを動かす。自陣22㍍ラインでのスクラムでもアタッキングマインドを持った。右隅に展開すると、WTBトゥマナワ・タファイが個人技で相手を置き去りに。約80㍍を走り切って、31-14と差を広げた。

 直後のキックオフを確保されて点差を縮められたが(LOロックラン・オズボーン)、その後のキックオフでやり返す。
 WTBサウマキの好チェイスとタックルで相手をタッチライン外側に出し、22㍍ラインでのラインアウトを得た。押し込んだのは3トライ目となるサウマキだ。

 再び17点差とされたSA広島はその後のピンチを防ぎ、38分、40分と連続トライで迫ったが、33-38でノーサイドの笛が鳴った。

 なおD2/D3入替戦の日程は以下の通りに決まった。
・第1戦 5月19日(日)14:30キックオフ
日本製鉄釜石シーウェイブス×クリタウォーターガッシュ昭島@いわぎんスタジアム(岩手)
・第2戦 5月25日(土)12:00キックオフ
クリタウォーターガッシュ昭島×日本製鉄釜石シーウェイブス@AGFフィールド(東京)

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