日本代表 2024.04.20

JAPAN XVがパシフィック・チャレンジ全勝優勝! 最終戦はトンガAを圧倒

[ 編集部 ]
JAPAN XVがパシフィック・チャレンジ全勝優勝! 最終戦はトンガAを圧倒
パシフィック・チャレンジで全勝優勝したJAPAN XV。若い選手たちが貴重な経験をし自信をつけた(c)World Rugby


 U20(20歳以下)日本代表候補を中心とした若い選手で編成されたJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)は、サモアの首都アピアで開催された「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ 2024」で3戦全勝し、2020年大会以来2度目の優勝を遂げた。マヌマ・サモア、フィジー・ウォーリアーズに連勝後、大会最終日の4月20日にはトンガAと対戦し、65-15と圧倒した。

 JAPAN XVは立ち上がりよく、前半2分、FL大川虎拓郎(明治大)がインターセプトでビッグゲインしてチャンスとなり、すばやくつないでFB矢崎由高(早稲田大)が5点を先取した。
 13分にはFL亀井秋穂(明治大)のラインアウトスチールから攻め込み、WTB海老澤琥珀(明治大)のトライにつながった。
 JAPAN XVは接点のファイトも激しく、相手にプレッシャーをかけ、15分には敵陣深くでのターンオーバーからテンポよくボールを動かし、右外にいたCTB本橋尭也(帝京大)がフィニッシュ。
 17分にはキャプテンのNO8太安善明(天理大)の突破から攻め込み、つないでWTB海老澤がインゴールに持ち込むと、背番号11をつけた快足の海老澤は26分にもスクラムからの展開で左外を振りきり、ハットトリックとなった。

トンガA戦の後半、トライを決めたSH土永旭(21番)に駆け寄るCTB上田倭士。右はチャンスメイクしたFB矢崎由高(写真提供:日本ラグビーフットボール協会)

 その後、トンガAに3連続トライを許してしまったJAPAN XVだが、31-15で迎えた後半、苦しい時間をがまんし、54分(後半14分)に敵陣深くに入りペナルティキックを得ると、タップから攻め、PR浦出睦己(近畿大)が仲間の後押しを受けてインゴールに突っ込み追加点を挙げた。

 流れを引き戻したJAPAN XVは、59分には相手の落球から攻めに転じ、後ろからスピードに乗って走り込んだFB矢崎が抜け、SH土永旭(京都産業大)につないでトライ。
 62分にはCTB秋濱悠太(明治大)もファイブポインターとなって50点に到達すると、その後も3トライを追加し、大勝となった。

 大久保直弥ヘッドコーチは「目標としていた全勝での優勝が達成でき率直に嬉しいです。厳しい環境の中での大会でしたが、オーバーエイジとして参加してくれた4名がチームをしっかり前進させてくれました。今年最大の目標であるトロフィー(ワールドラグビー U20トロフィー/7月スコットランド開催)での優勝に向けて、これからもハードワークをしていきたいです」とコメントした。

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