国内 2023.05.05

キューデンヴォルテクスがD2昇格へ向け好発進 敵地での入替戦初戦でブルーシャークスを圧倒

[ 編集部 ]
キューデンヴォルテクスがD2昇格へ向け好発進 敵地での入替戦初戦でブルーシャークスを圧倒
攻守にわたって活躍しプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたウォーカー・アレックス拓也(撮影:松本かおり)


 リーグワンでディビジョン2への昇格を目指す九州電力キューデンヴォルテクスが、敵地で迎えた入替戦(2回戦制)の初戦で快勝した。5月5日に東京・江東区夢の島競技場で清水建設江東ブルーシャークスと対戦し、48-0と圧倒。トライ量産でボーナスポイントも獲得し、大きなアドバンテージをつけて地元に戻る。

 今季ディビジョン3で2位だった九州電力キューデンヴォルテクスは、序盤にペナルティゴールで先制し、13分にはラインアウトからの攻撃でNO8ウォーカー・アレックス拓也がトライ。18分にはFLコルビー・ファインガアの好走で敵陣深くに入ると、テンポよくボールを動かし、CTBサム・ヴァカが4人のタックラーをかわしてフィニッシャーとなった。

 前半、風上だったキューデンヴォルテクスは勢いに乗って23分にもゴールに迫り、PRファイアラガ 望サムエルがピックアップからインゴールにねじ込んだ。

 ペナルティが多いブルーシャークスに対し、キューデンヴォルテクスは敵陣でのプレーが続き、33分にはラインアウト後のモールから抜けたFLファインガアがトライゲッターとなった。さらに、ハーフタイム前にもCTBヴァカのトライでリードを広げ、36-0で折り返した。

 キューデンヴォルテクスは後半も2トライを追加して大差をつけ、ディフェンスも集中力高く最後まで堅守を貫き、無失点で完封勝利となった。

 一方、ディビジョン2残留を目指すブルーシャークスだが、初戦は反則数が合計「24」と多くて流れを変えることができず、厳しい結果となった。

 第2戦は13日、佐賀県の駅前不動産スタジアムでおこなわれる。

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