女子 2022.12.27

女子ラグビーの未来も明るいぞ! U18花園女子15人制の熱闘は西軍が勝利

[ 編集部 ]
女子ラグビーの未来も明るいぞ! U18花園女子15人制の熱闘は西軍が勝利
接点の攻防も激しかったU18花園女子15人制。青いジャージーの西軍が勝利(撮影:松本かおり)


 ラグビーを愛する高校生たちが“聖地”花園に集い、大舞台が開幕。12月27日、全国から選ばれた高校3年生以下の女子選手44名が東軍と西軍に分かれて戦う「U18花園女子15人制」の試合がおこなわれ、西軍が7-0で競り勝った。

 女子日本代表のレスリー・マッケンジー ヘッドコーチも観戦するなか、将来の“サクラフィフティーン”候補たちが才能を見せた。

 西軍は前半からFB田中芽衣(修猷館)やCTB片岡詩(佐賀工業)などが力強い走りを披露した一方、東軍はCTB原田紗羽(麗澤)などが果敢にタックルし、全員で辛抱強くディフェンスし続けた。

 前半ラストには、FL垂門奈々(鹿児島情報)が突破し巧みなオフロードも見せ西軍がゴールに迫ったが、東軍はここでも踏ん張りトライを許さなかった。

 後半に入っても東軍はPR山口桃佳(麗澤)などがブレイクダウンで奮闘し、SO西亜利沙(関東学院六浦)も好タックルでチームを鼓舞した。

 しかし、西軍は後半8分、敵陣深くに入ってピック&ゴーを繰り返し、FL垂門がインゴールにねじ込み先制トライを決めた。ゴールキッカーを務めたSO大内田葉月(修猷館)もコンバージョンを成功し、7-0とした。

 その後、東軍もFB松村美咲(関東学院六浦)が軽快なステップで躍動するなど果敢に攻めたが、西軍のディフェンスセットは速く、堅く、22番をつけた湯浅月葉(石見智翠館)のターンオーバーやLO好川穂乃花(追手門学院)のラインアウトスチールもあって相手に流れを渡さなかった。

 そして試合終了間際、東軍のFB松村がブレイクスルーしてチャンスになりかけたが、この日、力強いボールキャリーを連発していた西軍キャプテンのNO8大橋聖香(石見智翠館)が懸命のタックルで止め、西軍がボールを奪い返して熱闘を制した。

躍動した東軍の松村美咲(撮影:松本かおり)

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