各国代表 2022.11.16

ワールドラグビーアワードの候補者発表 女子世界一の司令塔らノミネート

[ 編集部 ]
ワールドラグビーアワードの候補者発表 女子世界一の司令塔らノミネート
多くの部門でノミネートされたNZ女子。デマント(右)と隣のウッドマンも大賞候補(Photo: Getty Images)


 11月20日にモナコで開催される「ワールドラグビーアワード 2022」の候補者が発表された。

 往年の名選手らによる豪華な審査員によって選出された9部門の候補者は、男女合わせて最多の8名がノミネートされたアイルランドなど、12か国から選ばれている。

 男子15人制の年間最優秀選手賞には、昨年の受賞者であるアントワンヌ・デュポン(フランス/SH)が2年連続でノミネートされ、コベルコ神戸スティーラーズでも短期プレーした南アフリカのルカニョ・アム(CTB)や、アイルランドのジョニー・セクストン(SO)とジョシュ・ヴァンダーフリヤー(FL)も候補に選ばれた。

 女子15人制の年間最優秀選手賞には、激闘の連続でワールドカップ優勝に歓喜したニュージーランドから2人がノミネートされ、2大会連続トライ王(ワールドカップ通算20トライ)のポーシャ・ウッドマン(WTB)と、主将の重責を務め決勝のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも輝いたルアヘイ・デマント(SO)が有力候補となる。そのほか、イングランドの30連勝に貢献したアレックス・マシューズ(FL)や、カナダの主将であるソフィー・デグーディ(NO8)もノミネートされ、フランスのロール・サンシュス(SH)は2年連続でリストに名を連ねている。

 7人制(セブンズ)は、ワールドセブンズシリーズ2022を男女そろって制したオーストラリアの選手が多く選ばれた。初のシーズン総合優勝を遂げた男子は、主将のニック・マルーフとチーム最多トライゲッターのコーリー・トゥールがノミネート。女子は、ワールドシリーズ、コモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)、ワールドカップ・セブンズの3冠に大きく貢献したシャーロット・カズリック、マディソン・レヴィ、フェイス・ネイサンが最優秀選手候補となり、アイルランドのエミーリー・マーフィークロウとともに吉報を待つ。

 15人制の年間最優秀新人賞には、男子はアンジェ・カプオッツォ(イタリア/FB)、ヘンリー・アランデル(イングランド/FB)、そしてアイルランドのマック・ハンセン(WTB)とダン・シーハン(HO)がノミネート。
 女子は、ニュージーランドのルビー・トゥイ(WTB/FB)とマイア・ルース(LO)のほか、モード・ミュア(イングランド/PR)、ヴィタリナ・ナイコレ(フィジー/WTB)が候補者となった。

 年間最優秀コーチ賞は、15人制代表チームを指揮した4人の知将、アンディ・ファレル(男子アイルランド代表)、ファビアン・ガルチエ(男子フランス代表)、サイモン・ミドルトン(女子イングランド代表)、ウェイン・スミス(女子ニュージーランド代表)がノミネートされている。

 表彰式ではほかに、最優秀レフリー賞、選手会特別賞、15人制のドリームチーム(ベストフィフティーン)なども発表される。

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