女子W杯で日本と同組のライバルは強豪とのテストで苦戦 優勝候補イングランドは24連勝
ラグビーワールドカップ2021ニュージーランド大会(第9回女子大会/新型コロナウイルスの影響により1年延期で開催)の開幕まであと約1か月と迫り、プールBで日本(世界ランキング13位)と戦うライバルたち、カナダ(同4位)、アメリカ(同5位)、イタリア(同6位)も最終準備段階に入っている。
ヨーロッパへ遠征してサマーネーションズシリーズに参加したアメリカは、8月27日のスコットランド戦に21-17と競り勝ったものの、9月3日にはエクセターで、ワールドカップ優勝候補と見られている世界ランキング1位のイングランドに挑み14-52と完敗した。
イングランドはこれで24連勝。セットピースやブレイクダウンでアメリカを苦しめ、スピードランナーも多く、キックも巧みに使って計8トライ。
アメリカは大差がついた終盤に得点を奪い返したが、厳しいレッスンとなった。
イタリアは現地時間3日に敵地で世界ランキング3位のフランスと対戦し、0-21で敗れた。粘り強いディフェンスを見せたシーンもあったが、ボール支配率は劣勢でゲームメイクに苦労し、ハンドリングエラーも多く流れを変えることができなかった。
ちなみにイタリアは、7月にはカナダに24-34と善戦していた。
イタリアは9日にホームで、もう一度フランスに挑む。
日本がワールドカップ初戦でぶつかるカナダは、今週末は試合はなかったが、6月はアメリカとともにパシフィックフォーシリーズに参加して強豪のニュージーランドやオーストラリアを相手にタフなテストマッチを重ね(vs アメリカ◯36-5、vs ニュージーランド●0-28、vs オーストラリア◯22-10)、8月27日には世界ランキング9位のウェールズに31-3と快勝している。
そして、今夏は南アフリカとアイルランドを相手にチャレンジシリーズを戦った女子日本代表は、9月10日~15日に国内で合宿を実施し、13日に、ワールドカップ登録メンバー32人が発表される予定。
ラグビーワールドカップ2021ニュージーランド大会は10月8日に開幕する。