国内
2022.04.06
「トヨタらしさを取り戻せた」姫野和樹共同主将。4強入りへBL東京と大一番
茂野海人共同主将も、後半のペースダウンを修正点に挙げた。
「いまは(そこに)フォーカスをおいて修正している。個人としては、ボールに近い位置にいるのでテンポを大事にしていきたい」
今季新加入、ラインアウトの核となっているLOパトリック・トゥイプロトゥも、後半の入りを指摘した。
「後半にすぐ得点をとられると、モメンタムが逆方向に流れる。マインドセットを上げないと」
逆転負けした横浜E戦後の練習から、オフザボールの動きを徹底。姫野共同主将も「前半戦は自分たちのラグビーが確立できず迷っていたが、(GR東葛戦で)よりクリアになった」と復調に手ごたえを感じていた。
終盤戦に向け、昨季9トライを奪ったWTB髙橋汰地の復帰も明るい材料だ。昨年11月の日本代表合宿で左足首のじん帯を断裂。手術はせず、完調を待って第9節横浜戦からの出場となった。
復帰戦は悪天候にたたられたが、翌週のGR東葛戦ではリーグワン初トライも上げ、実戦感覚を戻してきた。
「これまでは試合中、自分のやりたいプレーしかできなかったが、外から試合を見たことで、色んな選択肢を持てるようになった」と試合に出ない間に、プレーの幅を広げた。
BL東京との試合は岐阜・長良川競技場でのホストゲームとなる。
80分間、世界トップのプレーを見せ続けるFLピーター・ステフデュトイは「これまであまりよくない試合もあったが、ベターな試合を増やしていく。トヨタのレガシーを背負い、いい形で勝って、良い形でジャージーを次の人に渡したい」。
BL東京はトップリーグ時代から、互いに激しいフィジカルでやりあった好敵手。迷いのトンネルを抜け、らしさを取り戻したトヨタ。
岐阜での対戦は天下分け目の一戦になる。
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