国内 2022.03.12
相模原がD2全勝。ライナーズから貴重な1勝つかみ、リーグ1位に大きく前進。

相模原がD2全勝。ライナーズから貴重な1勝つかみ、リーグ1位に大きく前進。

 

 しかし、その後も追加点を奪いにいく花園Lを、相模原DBの分厚いディフェンスが弾き返した。後半22分には、相模原DBが花園Lのアタックに耐え、花園Lのキックパスからフェアキャッチをもぎ取ると(黒キャップがトレードマークのWTBタウモハパイ ホネティがナイスキャッチ!)、そこから効果的なロングキックで一気に敵陣へ。最後はSO石田一貴が抑えの効いたキックパスで川上剛右をアシスト。一連のプレーでグラウンドじゅうを動いたボールを最後は、相手インゴールに沈めた。トライ(Gも)決まって相模原DB 15−10 花園Lとした。

 5点差のまま終わった試合、最後に攻めていたのはホストのライナーズ側だった。相手がキルタイムでボールを守りながら攻めていたのを、ホーンとほぼ同時のペナルティ(相模原の反則)で奪い返し、逆襲。敵陣に踏み込んで連続攻撃を仕掛けたが、最後はラックでボールを奪われて万事休す。ライナーズファンは逆転可能なスコアでのラストアタックを、クラップや太鼓で熱烈にサポートした。

 試合後、敗れたライナーズの重光泰昌アタックコーチは淡々と試合を振り返った。

「前回対戦で課題だったブレイクダウンには進歩が見られた」。目指すクイックな連続攻撃には届かなかったが、1月10日の第1節での対戦からふた月での成長には手応えを感じているようだ。

 試合の結果、勝った相模原DBは勝ち点32で首位キープ、花園Lは勝ち点のボーナス(7点差以内の負け)1を加えて同26で2位につけている。3位の三重ホンダヒートは同18(3月12日の試合終了時現在。三重Hは3月13日に試合あり)。

ディビジョン2はリーグ戦終了後に上位3チームで総当たりをして最終順位を決定する。ディビジョン2の3チーム、ディビジョン1の下位3チームが2回戦総当たりで入れ替え戦(総当たり2回戦)を行なう予定だ。

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