国内
2021.11.13
東芝43-33クボタ。プレシーズンマッチは、若手の競演。東芝はSO松永拓朗ら躍動し、昨季4強のクボタを倒す
「反則の多さは反省点」と東芝・小川 共同主将。「オフサイドなど、自分たちで意識して修正できるなので、今後取り組んでいきたい。若い選手が多く、気持ちが前に前にと向かっていた結果でもあると思う」と笑顔で振り返った。
昨年、初めて4強に入ったクボタも、若手中心のメンバリング。CTBライアン・クロッティらがボールボーイを務める中、昨年までの試合出場時間が少ない選手たちが奮起した。緩急おり混ぜたリードを見せたSO岸岡智樹、クボタ育ちの190センチPRオペティ・ヘル、FL土谷深浩、パスの受け手として光る動きを見せたCTB根塚洸雅など逸材たちのプレーぶりは今後が楽しみ。スコアでは後れを取ったが、選手層の厚さを示した。
クボタのフラン・ルディケ ヘッドコーチは試合後も淡々としていた。
「ターンオーバーからトライを取り切るまでの遂行力、精度が足りなかった。今年私たちが掲げる『NEXT LEVEL』にいくためには、選手の層が必要」。昨年、一昨年と試合経験の少なかった選手たちを起用することが当面の方針だ。プレーの精度は今後の練習でさらに高めていく。
東芝は11月26日に豊田自動織機と、クボタは11月20日に九州電力とのプレシーズンマッチを予定している。
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