国内
2021.11.08
日大34-22流経大。日大、大学選手権決める。モールは不発も、総合力で流経大のチャレンジはね返す。
勝負どころの反則、自滅型のミスで敗れた流経大だが、試合に臨むチームには結束力があった。ことあるごとにハドルを組み、意思を確認。前半は、日大の武器であるモールを抑え込んだ。
開始から強みを当てにくる日大に対し、流経大は断固抵抗した。自陣でラインアウトモールを組まれながらも三度阻止し、自陣に踏み込まれてのラインアウトでは相手のミスを誘発して、ピンチの芽を摘む。同じく自陣ゴール前でのスクラムでも、相手のペナルティを引き出すなど、FWが圧力をかけて奮闘した。前半の日大を2トライに抑えたのは殊勲の出来だった。
戦力の組み合わせなど、組織の成熟度で他チームに後れをとった今季の流経大だが、上り調子の面もある。ディフェンスではチームのプラン遂行力を示した。前半11分には相手のお株を奪うモールでトライも挙げてみせた。まずはあと2試合、他のチームにない「らしさ」を試合で表現したい。
流経大は試合を終えて勝ち点8。大東大(勝ち点14)、法大(同11)、中大(同8)との3位争いだ。残り試合は法大、東海大。次戦・法大戦は大学選手権出場へのサバイバルマッチになる。
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