国内 2021.10.17

法大40-13中大。法政が「シンプルに」今季2勝目。好調・中大を倒して、リーグ戦は混戦に?

[ 向 風見也 ]
法大40-13中大。法政が「シンプルに」今季2勝目。好調・中大を倒して、リーグ戦は混戦に?
法政はSH山脇一真(2年)が今季リーグ戦初先発を務めた(撮影:長岡洋幸)
豪快な突進。スピードも見せた法大PR河村龍成(撮影:長岡洋幸)
法大・NO8大澤蓮主将(撮影:長岡洋幸)
序盤は防御とキックの堅実な展開で強さを見せた中大だったが、失速(撮影:長岡洋幸)

 チームは生き物だ。

 10月が3度目の週末を迎えると、関東大学ラグビーリーグ戦1部は3週目に突入する。

 昨季4位の法大は、2週目で同7位の関東学大に17―20で敗戦。同じ週には、昨季5位の中大が2週目で昨季2位の流経大を42―22で破っている。

 16日はその両軍が激突(場所は非公開)。傍目には中大の健闘が期待されそうだったが、勝ったのは法大だった。40―13。駒井孝行監督はこうだ。

「学生たちがいまできることを工夫してやっている。最後まで諦めず、頑張っていきます」

 中大は、局所的に持ち味を発揮した。前半8分に0―7と先制されながら、鋭い出足のタックルで向こうのパスを乱す。

 陣地の獲り合いでも、SOの津田寛汰らの長距離砲で優位に立つ。12分には相手のインゴールドロップアウトを敵陣中盤で捕り、フェーズを重ねて反則を誘う。津田のペナルティーゴールで7—3と迫る。キックと防御のよさは、26分に7—6と追い上げるまで保った。

 しかしそれ以降は、自陣での反則、攻め込んでからのミスが重なる。

PICK UP