国内 2021.09.06

トヨタが世界最高峰FW2人獲得 南ア代表デュトイ&NZ代表トゥイプロトゥの入団公式発表!

[ 編集部 ]
トヨタが世界最高峰FW2人獲得 南ア代表デュトイ&NZ代表トゥイプロトゥの入団公式発表!
2019年はW杯優勝を遂げ、世界最優秀選手賞も受賞した南アのピーターステフ・デュトイ(Photo: Getty Images)


 来年1月開幕のジャパンラグビーリーグワンで優勝を目指すトヨタヴェルブリッツが、世界最高峰クラスのビッグネームを2人獲得した。新入団するのは、南アフリカ代表のピーターステフ・デュトイ(29歳)とニュージーランド代表のパトリック・トゥイプロトゥ(28歳)だ。かねてトヨタ入りの噂はあったが、9月6日に公式発表となった。

 身長200センチ、体重116キロのデュトイはロックでもプレーできるが、南ア代表58キャップのうちの多くはブラインドサイドフランカーとして天性の運動能力を発揮してきた。高いワークレートで、疲れ知らずのハードタックラー。ラインアウトでも相手の脅威となる。南ア代表主将に選ばれたこともあり、リーダーシップへの評価も高い。
 そして、2019年にはワールドカップ優勝に大きく貢献し、ワールドラグビーの年間最優秀選手に選ばれている

 今年7月末のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦で肩を負傷し、手術を受けて回復が心配されるデュトイだが、入団コメントからは強い意気込みが伝わる。
「トヨタヴェルブリッツはハードワーク、ハイパフォーマンス、そして最高のスタンダードを誇り、非常に尊敬されているクラブであると思います。このような素晴らしいクラブの一員になれることは光栄なことでありますし、私は、フィールドの内外で自身のベストを尽くし、私を信じて今回このような機会をくれたチームに貢献し、チームの期待に応えたいと思っています。新しいチームメイトに会い、ハードワークをしてクラブの目標を達成し、サポーターの皆さんに喜んでいただけることを本当に楽しみにしています」

今年7月のフィジー戦でプレーするNZのパトリック・トゥイプロトゥ(Photo: Getty Images)

 ニュージーランド代表として38キャップを持ち、2019年のワールドカップにも出場したトゥイプロトゥは、身長198センチ、体重123キロのロック。今年7月にはニュージーランドラグビー協会ならびに所属するブルーズと2025年までの長期契約を結んでおり、評価の高さがわかる。来年は、サバティカル(充電期間)として日本でのプレーが許可されてトヨタ入りが実現し、スーパーラグビーではなくジャパンラグビーリーグワンで燃える。
 ダイナミックなボールキャリアー。ブルーズのキャプテンとしてスーパーラグビー トランス・タスマン優勝を遂げており、その強いリーダーシップはヴェルブリッツでも期待される。

 トゥイプロトゥは、「トヨタヴェルブリッツの一員になることを大変嬉しく思います。チーム目標である『日本一』になる為の礎に、そしてチームに価値を与える存在になれるよう励んでまいります。トヨタにはスティーブ・ハンセン(ディレクター・オブ・ラグビー/前ニュージーランド代表ヘッドコーチ)やジェイソン・プライス(ヘッドS&Cコーチ)など馴染みな顔も多く、サイモン・クロン ヘッドコーチの下で学べることも楽しみです。日本での生活を楽しみにしています。そしてこの機会に感謝しています」とコメントした。

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