各国代表 2021.07.07

B・Iライオンズの南ア遠征シリーズに暗雲 コロナ感染拡大で試合延期・中止相次ぐ

[ 編集部 ]
B・Iライオンズの南ア遠征シリーズに暗雲 コロナ感染拡大で試合延期・中止相次ぐ
南アツアーの初戦は戦ったブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(Photo: Getty Images)


 日本代表との戦いを終えたあと、南アフリカに遠征中のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズだが、同国では新型コロナウイルスの変異株(デルタ株)による感染の第3波が広がっており、安全性の不安と試合開催を心配する声が高まっている。

 現地時間7月7日にジョハネスバーグで予定されているシャークス戦は実施予定だが、10日にプレトリアで開催されることになっていたブルズ戦は延期が決まった。

 ライオンズ側と南アラグビー協会の発表によれば、ブルズの4選手とスタッフ1人が新型コロナウイルス感染症の検査で陽性反応を示したことが明らかとなり、濃厚接触者がいることも考慮し、シリーズの安全プロトコルに従って、チームを編成することが不可能になったという。
 ツアー主催者は、ブルズ戦のスケジュールを変更するか、代替の対戦相手を探すか検討する。

 また、7月9日にはジョハネスバーグで南アフリカ代表“スプリングボックス”対ジョージア代表の第2戦が予定されていたが、ジョージア代表の4選手、南ア代表の4選手(SOハンドレ・ポラード、CTBフランソワ・ステイン、PRフランス・マルハーバ、LOマーヴィン・オリー)とジャック・ニーナバー ヘッドコーチを含む7人のスタッフが陽性であることが確認されたため、7日におこなわれたメディカルアドバイザリーグループによるレビューの結果、さらなる感染のリスクがあると判断され、中止が決まった。

南アフリカ代表×ジョージア代表の第1戦は7月2日に無観客のなかおこなわれた(Photo: Getty Images)

 南ア代表はこれまでにも陽性者が出ており、練習を2度キャンセルしている。チームは隔離中。

 英国とアイルランドの精鋭を集めたドリームチームのブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、今回の南アフリカ遠征では当初8試合が組まれ、7月24日からは2019年ワールドカップのチャンピオンである世界ランキング1位の南ア代表と3連戦を予定している。

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