国内 2021.06.28
開志国際、初優勝!松山聖陵は25年ぶり四国王者に。中部大春日丘は圧巻8連覇。-北信越、東海、四国高校大会リポート-

開志国際、初優勝!松山聖陵は25年ぶり四国王者に。中部大春日丘は圧巻8連覇。-北信越、東海、四国高校大会リポート-

[ 編集部 ]

第69回四国高校大会 松山聖陵、25年ぶり3度目の四国王者

 今季の四国王者を決める第69回四国高校大会が、6月18、20日の2日間に渡って行われた。各県の1位によって争われるAブロックの決勝は、2月の四国新人大会決勝と同じ松山聖陵(愛媛)-城東(徳島)の顔合わせとなり、松山聖陵が28ー7で勝利して春夏優勝を果たした。ここでは香川県総合運動公園で行われた2日目のAブロック2試合(決勝、3決)のショートリポートとBブロック2試合の写真でお届けする。

PHOTOS◎山田次郎

第4試合 Aブロック決勝
松山聖陵 28-7 城東

 前半は城東の的を絞った攻守に苦しみ、7―7で折り返した松山聖陵だったが、後半は持ち前のコンタクト力を生かして接点で優位に立った。開始3分にラインアウトモールを20メートル以上押し込んだところからFB中村仁がトライを挙げて勝ち越すと、13分、21分にもNO8井上魁の縦突破を起点に2トライを追加。底力を感じさせる内容で余裕を持ってフィニッシュし、今季2つ目のタイトルを獲得した。

春夏の四国を制した松山聖陵。四国を牽引する存在になりつつある
松山聖陵は後半に入り接点の攻防を支配した。「コンタクトの質で上回れた」と渡辺悠太監督
後半足が止まり突き放された城東だったが、意思統一された一体感あるラグビーで秋冬に向けての可能性を示した

第3試合 Aブロック3決
高知中央 66-13 高松北

 またAブロック3位決定戦は高知中央(高知)が地元の高松北(香川)に対し序盤から優勢に試合を進め、66-13で快勝。各県2位チームが出場したBブロック決勝は、新田(愛媛)が徳島合同(城北・城南/徳島)から12トライを挙げる猛攻で84-0と圧勝し、同3位決定戦は坂出第一(香川)が一進一退の展開から終了間際の逆転トライで土佐塾(高知)を20-17で振り切った。

1回戦で城東に10-33と敗れた高知中央だったが、3位決定戦では大勝し意地を見せた

第2試合 Bブロック決勝
新田 84-0 徳島合同(城北・城南)

持ち味の展開力をフルに発揮してトライを重ねた新田。松山聖陵との秋の決戦が楽しみ

第1試合 Bブロック3決
坂出第一 20-17 土佐塾

後半31分の逆転トライで勝利を収めた坂出第一

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