【ラグリパWest】東花園の井川遥に会える店。Kitchen & Café QUEEN’S COURT(クイーンズ・コート)
ベンファー・キバルの名前とか、フッカーやった子のあだながブルとか、コアなことが、立て板に水のごとく出てくる。
「そこのテーブルでトーエツと木村さんが入団について話し合っていました」
ライナーズの歴史を知ってるで。木村さんは今、愛媛近鉄タクシーの社長やな。
社会人ラグビーはこれから変わる。新リーグが創設され、トップリーグにあたるグレードは12チームと従来から4つ減る。そこに、2部のトップチャレンジやったライナーズが入るのは難しいかなあ。
それでも井川遥はライナーズを応援する。
「もっともっと強くなってほしい。またJスポーツで試合を流してもらえるようになったらうれしいです。中継があった頃は楽しく、面白かったなあ」
最上のリーグにおらへんと、中継はないわね。週末もお店で働いていたら、なんぼラグビー場が近いとはいえ、生で試合を見る機会はあらへんねんわ。
クイーンズ・コートの店内は茶系で、くつろぎ感ありありや。表の扉と窓を取り払って、開放感も抜群。晴天のこの時期、生駒山から薫りのいい風が吹き下ろしてくるで。あっ、コロナもあるのね。対策は万全や。
マスターがお店を開いたのは2000年。今年で22年目。早ければ3か月で閉まる、と言われている飲食店にしてはご長寿さんや。素晴らしい。店名はマスターがイギリスから採った。かの国の留学経験者でもある。
開店の翌年、2人は結婚した。ともに地元出身で、共通の友人の紹介で知り合った。そこから基本、二人三脚でやってきた。嫁は美しく、働き者。家でも店でもずーっと一緒や。
果報者でんな、マスター。
「まあ、店では仕事ですから」
マスターは木で鼻をくくったような返事やけど、ラブラブなんは見ていてわかる。
せやけど、おうちでは、井川遥が主導権を握ってるんとちゃうやろか。クイーンズだけに、「女王さま」。
おあとがよろしいようで。
Kitchen & café QUEEN’S COURT(キッチン&カフェ クイーンズ・コート)
■〒578−0924 東大阪市吉田7−1−9 SEビル1階
072−960−0808
■営業時間 午前7時〜午後5時(コロナ期間、通常は午後6時まで)
■店休日 水曜
■座席数 34(2人、4人テーブル、カウンターやテラス席などを合わせて)