国内 2021.05.12
ありがとう、ペレナラ。

ありがとう、ペレナラ。

[ 編集部 ]

第6節 vs ヤマハ ●21-33(80分間フル出場)

 前半ヤマハに大きくリードを許したが、後半はドコモの時間だった。FBマピンピがシンビンで14人となるも、直後にペレナラが仕掛けてCTBサミソ二・トゥアのトライをアシスト。連続トライで点差を詰めて、その後も攻め続けたが逆転には至らず。

順目にいくと見せかけて、逆目に振る(撮影:平本芳臣)
ディフェンスでも存在は際立った(撮影:平本芳臣)

第7節 vs 神戸製鋼 ●29-31(80分間フル出場)

 昨季、0-97で敗れた神戸に肉薄。ペレナラは前半13分、スクラムからブラインドサイドを突き、自らトライを決めた。前半終了間際にはトライセーブも。試合終了間際に逆転を許したが、その存在感を見せつけた。

天を仰ぐ(撮影:早浪章弘)
時には試合中に熱くなることも(撮影:早浪章弘)

プレーオフトーナメント2回戦 vs Honda 〇21-13(後半30分まで出場)

 ドコモを初のベスト8に導いた。後半17分、混沌とした状況でFBトム・マーシャルのゴロパントをCTBベンジャミン・ソーンダースが確保し、オフロードパスをサポートしていたペレナラが受け取りトライを挙げた(この1トライが結果的に大きかった)。

LOエラスマス主将のトライを祝福。一番にサポートに入っていた(撮影:高塩隆)
同じく今季から加入した南ア戦士のWTBマカゾレ・マピンピと(撮影:高塩隆)

プレーオフトーナメント準々決勝 vs トヨタ自動車 ●29-33(後半41分まで出場)

 逆転負けを喫したが、トヨタ自動車を必死にさせた。この日も高いパフォーマンスを披露。ドコモとしては今季初の九州遠征とあり、熊本・えがお健康スタジアムに駆けつけた2534人のファンを喜ばせた。

トヨタ自動車戦がラストゲームとなった(撮影:Hiroaki. UENO)

 サバティカルを利用して来日したペレナラ。だが、その活躍、貢献は決して「サバティカル」ではなかった。9試合すべてに先発し、5試合はフル出場。残りの試合も終盤までピッチに立ち続けた。

 ありがとう、ペレナラ。
 ニュージーランドでの活躍を願うとともに、また日本でその勇姿が見られる日を待ちたい。

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