国内 2021.03.09
トップリーグ、第4節はここを見る。チーム史上最高の勢いに乗るクボタと、伝統の府中ダービーに注目!【J SPORTSで全試合LIVE配信】

トップリーグ、第4節はここを見る。チーム史上最高の勢いに乗るクボタと、伝統の府中ダービーに注目!【J SPORTSで全試合LIVE配信】

[ 編集部 ]

 第4節、好調サントリーは、東芝との伝統の府中ダービーに臨む。開幕節から2連敗した東芝だが、第3節の三菱重工戦は58-7と圧勝、ここから捲土重来を期す。トヨタに33-34の1点差で惜敗の開幕節、好調クボタに封じられた第2節と連敗を喫したが、接点での強さなど、随所に本来の地力を垣間見せてきた。第3節ではSOで出場、好テンポを生み出す185cmの長身SHジャック・ストラトンや、変わらぬ強さと仕事量を誇るリーチ マイケルなど、流れを変えることができる絶対的な存在がいることも強み。今週末の府中ダービーも、期待感満載だ。

東芝の最前線で体を張る。どんなチームでも仕事がブレないリーチ マイケル(撮影:松本かおり)

セットプレーが鍵。超大型選手擁する両チーム
クボタvs Honda

 クボタが好調だ。第2節では、東芝を1トライ1ゴールの7点に抑えて39-7の圧勝。第1節宗像サニックス戦(43-17)と第3節NTTコム戦(34-24)は、点差以上の充実した内容で圧倒、3連勝を記録している。

 特筆すべきは、フィジカルの強さとセットプレーの安定。チョークタックルやブレイクダウンのバトルでボールを奪い、ペナルティーを勝ち取り、スクラムで圧力を掛け、ラインアウトを起点にトライを挙げる。

クボタの平均身長をさらに押し上げるルアン・ボタは身長205㌢(撮影:福地和男)

 2019年W杯を制した南ア代表メンバーの1人、HOマルコム・マークスが圧巻の活躍。ラインアウトでは205cmのルアン・ボタが聳え立ち、新人FB金秀隆が迷いなきランでピッチを切り裂く。第3節は、クボタスピアーズの顔とも言える立川理道がメンバー外となったが、チームはまったく不安を感じさせぬ戦いぶりを披露、その好調ぶりを見せつけた。

 第3節で好調クボタに挑むHonda。開幕から3連敗中だが、爆発的な攻撃力を誇るサントリーを相手に14-31と食い下がるなど、これから上昇する潜在力を秘めている。2019W杯優勝メンバーで200cmのLOフランコ・モスタート、絶対的なスクラムの強さを誇るPR具智元を軸に、クボタが武器とするセットプレーで圧力をかけたい。好調のクボタだが、ペナルティーとハンドリングエラーが多く、セットプレーが多くなる試合展開は大いにあり得る。この試合、フィジカルのぶつかり合い、とりわけセットプレーに注目だ。

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