その他 2021.01.22
1985、大学決勝で幻のトライ。主将の松永さんが誓う「大逆転」

1985、大学決勝で幻のトライ。主将の松永さんが誓う「大逆転」

 

「天王寺高校は、私の原点。良い恩師、先輩、同期、そして後輩に恵まれた3年間でした。天王寺高校のラグビーが無かったら、慶應にも行けませんでした。ちなみに弊社(株式会社FMI)のロゴも、天王寺高校の校章、六芒星の中の天という文字をFMIと代えて作成したもの」

 そして、慶應、松永さんといえば、コアファンにとってはあの試合、あの光景。

 松永さんが主将を務めた慶應大学は1984年度 大学選手権決勝・同志社戦での「幻のトライ」と呼ばれるプレーを残している。

 この試合で平尾誠二(故人)率いる同志社は3連覇を飾ったのだが、ノーサイド直前に、歴史的な「幻のトライ」があった。慶應は1トライ差を追う終盤に会心のプレー。松永からフルバックの村井大次郎にパスが渡り、村井がそのままインゴールに飛び込んで同点トライになった、かに思われた。が、レフリーはスローフォワードの判定を下した。慶應はもちろんその判定を受け入れ残り時間もベスト尽くした。

 松永さんは多くのアイテムと合わせ「幻のトライ!!逆転への気持ちパネル」を出品。次のような思いを綴っている。

「あの瞬間の写真パネルです。これを見て、最後は大逆転してやるぞ、と思い続け、今まで頑張ってきましたし、これからも頑張り続けます」

 1985年1月の大学決勝は、同志社3連覇の偉業とともに、ラグビーマンたちのスピリットが表れたシーンとしても記憶されている。

 松永さんは現在、空気の除菌・消臭システムを提供する会社を経営、感染拡大の広がる中、まさに重要な分野で奮闘している。

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