各国代表 2020.10.11

豪州代表主将マイケル・フーパー、今季初テストのNZ戦で100キャップへ。

[ 編集部 ]
豪州代表主将マイケル・フーパー、今季初テストのNZ戦で100キャップへ。
節目の試合をオールブラックス戦で迎えるマイケル・フーパー主将。今朝、決戦の舞台であるウェリントンのスカイスタジアムに入るときの様子。(Getty Images)

 オーストラリア代表、ワラビーズのキャプテンを務めるFLマイケル・フーパーが10月11日におこなわれるオールブラックス戦(2020年ブレディスローカップ第1戦)で100キャップに到達する。
 2012年のスコットランド戦で初キャップを得たフーパーは、2014年から同代表の主将に就いた(82代目主将)。22歳223日での就任は、1961年に21歳354日でチームを率いたケン・キャッチポールに次ぐ若さだった。

 新しく指揮官に就き、フーパーを主将に指名したデイヴ・レニー監督は、その理由をこう話している。
「彼には本当に感銘を受けています。 (自身が監督に決まって以来)たくさん話しをしてきましたが、その間、情熱とコミットメントを感じてきました。優れた姿勢、倫理観を持つ男で、若い選手たちにとっては素晴らしいお手本になる」
 リーダーシップを高く評価し、「ワラビーファミリーからも高く評価されており、彼の任命は簡単に決まった」とした。

 フーパー自身も「ワラビーズのキャプテンを務めることは、絶対的な名誉」と話し、これまでと変わらぬ態度でリーダーを務める覚悟を口にしている。
「ワラビーズのジャージを着られることは光栄なことです。チームメートを率いて、過去に活躍した選手たち、そしてすべてのオーストラリア人を代表していることを誇りに思っています。チームとしてこれから何を達成していくのかを明確にし、仲間たちとともに有意義な時間を過ごしてきたし、これからもそうしていく」

 今回がキャプテンとして47試合目となるフーパー。その数字は、59試合のジョージ・グレーガン、55試合のジョン・イールズに続くもので、その豊富な経験は、若いメンバーが揃うワラビーズにとって価値の高いものとなるだろう。
 2021年1月に始まるトップリーグ2021からトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入する。母国を離れる前に大仕事を成し遂げたい気持ちは強いはずだ。


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