海外 2020.08.02

ブランビーズがレッズとの首位攻防戦に劇的逆転勝ち レベルズは延長“スーパータイム”で歓喜

[ 編集部 ]
ブランビーズがレッズとの首位攻防戦に劇的逆転勝ち レベルズは延長“スーパータイム”で歓喜
土壇場に逆転PGを決めたマック・ハンセンのもとに駆け寄り歓喜するブランビーズ(Photo: Getty Images)


 オーストラリアの5チームが参加している「スーパーラグビー AU」は、先週末に第5節の2試合がおこなわれ、開幕から無敗同士だったブランビーズとレッズの対決は、ブランビーズが土壇場に逆転し22-20で制した。3位のレベルズは最下位フォースとの戦いを延長“スーパータイム”で25-20と競り勝ち、2勝目を挙げている。

 8月1日にキャンベラでおこなわれた首位攻防戦。
 ホームチームのブランビーズは14点リードをひっくり返され、逆に6点を追う展開になったが、終盤の75分(後半35分)、ラインアウトから得意のドライビングモールでこの日3つ目のトライを挙げ、1点差とした。
 そして、フルタイムの80分を過ぎても根気よくフェイズを重ねたブランビーズのラストアタックに対し、レッズの選手が反則を犯し、敵陣10メートルライン付近でPGチャンスを獲得。このショットをSOマック・ハンセンが決め、ブランビーズの劇的な逆転勝利となった。

 ブランビーズはこれで4勝0敗(勝点18)となり首位キープ。2位のレッズは初黒星で2勝1分1敗(勝点11)となった。

フォースとの延長戦を制したレベルズ。手前でガッツポーズするのはマット・フィリップ(Photo: Getty Images)

 7月31日にシドニー近郊のリリーフィールドでおこなわれたウェスタン・フォース×メルボルン・レベルズの試合は、今大会2度目となる延長戦にもつれた。
 前半からシーソーゲームとなり、20-20で迎えた終盤、両チームとも1回ずつPGチャンスがあったが、どちらのキッカーも決められず、“スーパータイム”と呼ばれる延長戦に突入した。
 延長は10分間(5分×2)だが、どちらかが得点した時点で試合終了となる緊迫した空気のなか、レベルズはスーパータイム前半1分過ぎ、ゴールに迫ってFWがパワープレーを繰り返し、NO8イシ・ナイサラニがインゴールに突っ込んで押さえ、決着がついた。

 レベルズはこれで2勝1分1敗(勝点10)、フォースは0勝4敗(勝点2)となった。
 1勝3敗(勝点6)で4位のNSWワラターズは試合がなかった。

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