国内 2020.04.17
コロナ禍克服へ、リーチから元気になるメッセージ。本人はなわとび、読書で充実の日々。

コロナ禍克服へ、リーチから元気になるメッセージ。本人はなわとび、読書で充実の日々。

[ 編集部 ]
頼もしい大将、リーチ マイケル。31歳(撮影:松本かおり)

 トップリーグなど国内シーズンは終わったものの、日本代表はテストマッチが組まれており、ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチやリーダーグループとは連絡を取り合っているとのこと。母国のニュージーランドやフィジーにいる家族とも連絡をとれており、不安は全然ないと笑った。

 ファンへのメッセージを訊くと、「いまライブの試合は見れないけど、YouTubeなどで過去のすごくおもしろい試合映像を見れます。代表選手の若いときの映像だったり、昔のプレーなど、すごくおもしろいと思います」とおススメした。また、いまラグビーをプレーできない学生や子どもたちに対しては、「家で自主トレーニングしたり、次のシーズンへ向けて準備することがいちばん重要。いまの時間を使ってやっていくのが大事だと思います」とアドバイスを送った。

 昨年のワールドカップでは日本代表が強く団結してベスト8入りの快挙を成し遂げ、ラグビーフィーバーが巻き起こり、スローガンにしていた「ONE TEAM」という言葉が流行語になった。それを生んだ当事者であるリーチは、新型コロナウイルスの苦しみを乗り越えるためにも「ONE TEAM」になることが必要だと言う。
「『ONE TEAM』で大事なことは、一人ひとりが責任を持って行動することです。そして、トップの人が言ったことにしっかり従うこと。それをやれば、一つのチームになれる。いま、安倍総理も小池都知事も外出自粛などを求めている。一人ひとりがそうすれば、感染拡大を防げるし、『ONE TEAM』として行動できると思います」

 そして、常に自分の行動を見直すことが必要だとリーチは言った。
「一週間をレビューしたり、一日をレビューしたり、考えて行動することがいちばん重要かなと思います。慣れてきて、ニュースも見ないようになって、油断したときがいちばん危ない。だから、毎日毎日自分の行動を見直して、正しい行動をとることがいちばん大事です」

 闘将の言葉は重かった。そして、元気だった。

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