【動画メニュー】初心者から育てる。浦和高校のトレーニング [3]
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「教え合う」というチャンス
テスト前、大会後、夏合宿中など、頻繁に1年生をメイン対象とした練習をプランしています。1年生に対して上級生が一緒にプレーしながら教える。通常時も、マネージャーやケガ人が1年生を指導します。
ただ自分がプレーするのではなく、「まだできない人に教える」という機会は、そのプレーについて深く考えざるを得ません。例えば、タックルとはどのような要素で成り立っているのか、言葉で伝えつつ、自分でもそれを実践して見せなければならない。「実は自分ができていないこと」「苦手なこと」も自覚させられます。
教えることにわざわざ時間を使うのは、一見、回り道(時間のムダ)にも見えますね。浦高では、特に「教える側」がそのメリットを感じています。
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MENU_15 ダウンスピード
「いい距離感」で素早く、低く強い姿勢を取るための練習
・互いの手が届く距離。向かい合って立つ
・タックラーが、相手の手のひら(地面に向かっている)を下から上ヘ払いのけ
・素早くタックル姿勢
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安全のためのタックルの考え方
コンタクトの前にすべきことディフェンスは相手ボールを奪うために行うもの。そして、良いタックルは、良いディフェンスの一つの要素であることを確認しておきましょう。
ディフェンスというとコンタクトの場面が目立ちますが、例えば「相手との間合いを詰める」プロセスがなければ、相手に触れることさえできません。「間合いを詰める」スキルが未熟なまま無理にタックルにいくと、肩でヒットができず、腕を持っていかれ、脱臼の原因になることもあります。
タックルによるけがを防ぐためには、コンタクトの前の、ディフェンスのプロセスをしっかりと学び、身に着けることも有効です。
(来月につづく)